映像技術解説

映像用のケーブル『同軸ケーブル』について

皆さんこんにちは!撮れ高映像部スタッフの小野です。

今回は、私たちがよく使用する同軸について紹介します。

同軸ケーブルとはネットワークや通信、映像・アンテナなどに使用されているケーブルです。

同軸の種類

同軸の種類としては、下記のタイプがあり、インターフェースによって使用するタイプが異なります。

JIS規格 : Cタイプ(75Ω)  Dタイプ(50Ω)
MIL規格 : RGタイプ

同軸コネクタについて

コネクタがない状態で使用する場合は、接続に時間がかかることや、接続を解く時は切断するなどの手段になってしまうため、再接続が難しくなってしまいますので、同軸ケーブルを使用する場合はコネクタがついたものを使用することが多いです。

同軸コネクタにも様々な種類がありますので、それぞれの用途に合わせて対応するものを使用します。

・BNCコネクタ
・Nコネクタ
・TNCコネクタ
・SMAコネクタ
・SMBコネクタ
・SMCコネクタ

同軸の記号について

同軸ケーブルにはそれぞれ「5C-FB」などといった記号が書いてあります。これはケーブルの種類を表す記号です。

5Cの「5」の部分は、電線の周りの絶縁体の直径が「5mm」ということを表しています。数字が大きくなるにつれて絶縁体と電線自体も太くなりますので、減衰が少なくなります。

5Cの「C」というのは、特性インピーダンス記号といい、同軸の種類がCタイプ(75Ω)であることを指しています。

「FB」というのは、絶縁シールドの仕様を表すものです。2V・FV・FB・FBL・HFLといった種類があり、HFLに近づくほど広帯域でシールドが強なります。

5Cの前に「S」が着いているものは、対応周波数がBSやCSなどにも対応しているケーブルになります。

一見見た目は同じように見える同軸ケーブルも、太さや種類が違うことから、対応する機材などが変わってくると思われます。

この機会にもう一度所有している同軸ケーブルを見なおして、種類をきっちり分けてみるのもいいですね!

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