皆さんこんにちは!撮れ高スタッフの西村です。
ライブコンサートやスポーツ中継の現場では三脚ドリーのカメラをはじめ、さまざまな仕様のカメラを使用して撮影しています。その中でも特機は移動しながらでも滑らかな動きでとても良い映像が撮れます。
クレーンや移動車などさまざまな種類がありますが、その中でも今回はタワーカムに注目していきます。今まで私が書いたブログでも触れたりしていましたが、詳しく説明していませんでしたので、今回はタワーカムについてご紹介致します。
タワーカムとは?
タワーカムとは名前の通りタワーの形をした特機でタワー部分は伸び縮みし、タワーカムのサイズによりますが、よく使われるサイズだと最大6メートルほど伸ばすことが出来ます。
クレーンや移動車の場合だと特機自体が大きいので広い現場でないと入れられなかったり、十分に動ける場所の確保が出来なかったりしますが、タワーカムの場合は、そこまで広い場所がなくても固定で設置出来ますし、ライブコンサートでは、上手や下手のステージ袖に置いても邪魔にならないので便利です。
タワーカムを使用する現場
先ほども少し触れましたが、タワーカムを使用する現場はライブコンサートやスポーツ中継が多いです。その中でも格闘技のリング周りにはほとんどの現場で使用します。
上手と下手で2台使用することが多く、高さを変えられることで手前のリングロープ付近でもしっかり撮影することが出来るのでとても便利です。高さを変えながらの撮影で特機特有の滑らかな動きも出せるので臨場感がとても伝わります。
ライブコンサートではステージ袖に設置することもありますが、バックショットで使用することも多々あります。バックショットをハンディーや三脚ドリーなどの有人で撮影すると、他のカメラで撮ったときにそのカメラマンが映り込んでしまいます。そこでタワーカムを使用することでリモートで、タワーカムもあまり目立たないのでとても最適だと思います。
今回はタワーカムについてご紹介しました。クレーンや移動車などよりは動きが制限されますが、とても良い映像が撮れます。この他にも普段はあまり見ない特機なども多数ありますので、多数の現場をこなしてしっかり使い方など覚えていきたいと思います。
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