映像技術解説

映像を映し出すスクリーンも不要な最新技術『ノーログラム』について

こんにちは、撮れ高 映像部スタッフの佐々木です。

この数年間で技術はとても発展してきており、想像のつかなかったことでも可能になってきています。数十年前だとVRやAR技術、3D映画なども全てSF映画でしか見ない夢のような技術でしたが、今現在ではこういった技術が当たり前になってきています。今後も数多くの映像技術が世の中に広まって行く事になると思います。

以前、自分の書いたブログで3Dホログラムの映像技術について話させていただきましたが、今回のブログでは、まだ世の中には出回っていない新しい映像技術「ノーログラム」について、お話させていただきます。

関連記事:レーザーを使用した立体映像技術『3Dホログラム』について

ノーグラムとは?

この技術を開発した人は、Joanie Lemercier(ジョアニー・ルメルシエ)さんと言う方です。彼はフランス出身で光の投影技術に注目している芸術家です。

映画「スターウォーズ」に登場する、レイア姫のホログラムを目にしてから、空中に浮かび上がるアニメーションに興味が湧くようになり、今では開発に夢中になっているそうです。そして、彼は最近「マイノリティーレポート」と言う映画に出て来る、コンピューターシステムの空間で操作できるホログラム技術を意識した面白い技術を開発しました。

ノーログラムはスクリーンが不要

彼は空間で操作できる点がホログラムと違うという意味で「ノーログラム」と名前をつけました。ノーログラムはスケールが無限大であり、映像を映し出すスクリーンも不要です。ノーログラムを作るときに頼りになったものは透明のガラスなどではなく、目に見えないミストだそうです。空間にミストを出し、そこに映し出すという技法になっています。

ホログラムと大きく異なるのが、ノーログラムにはユーザーの動きを追跡できるライブビデオの画像分析とセンサーによって、直接機会に触ることなく反応するシステムになっています。

今後、インタラクティブな作品として、イベント等でお披露目を企画しているそうです。エンタメに限らずいろんな分野のものとコラボしたら将来ノーログラムでどんなことができるようになるのか、楽しみです。

弊社では、近年多くのお問い合わせをいただいているネット生配信に力を入れており、インターネットのLAN回線がなくとも全世界生配信できるノウハウと実績を持っております。映像技術以外にも、映像・動画編集などの業務も承っておりますので、まずはお気軽にご連絡ください。

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