制作実績

バラエティ番組のスタジオ収録の現場にCAとして参加~ハンディカメラのケーブル捌きなどを担当

皆さんこんにちは、撮れ高映像部スタッフの西川です。

先日、バラエティ番組のスタジオ収録業務をご依頼いただき、現場にCA(カメラアシスタント)として参加しましたので、その様子をご紹介したいと思います。

スタジオ収録時のカメラの準備について

基本的にスタジオ撮影の時は、各スタジオにカメラ倉庫があり、カメラ倉庫のカメラを使用するのが通例です。カメラを立ち上げるには、光ケーブルをカメラに挿しますが、今日の撮影はどの番号の端子盤を使用するのか、事前に資料で確認します。使用する端子盤の番号が、普段使われているものと異なることが多いため、差し替えを間違えないように注意します。

カメラ倉庫で、カメラのホワイトバランスを取り終わってから、カメラのセッティングを行います。ハンディーカメラの場合は、三脚にカメラを乗せず、人が付いていない時はカメラは三脚の近くに下ろして置いて準備します。

スタジオ収録時のケーブル捌きは音を立てないように注意

本番はCAとしてハンディカメラを担当しました。中継の時は200mと長いケーブルが多く、CAのファースト、セカンドの二人体制でケーブル捌きをすることが多かったのですが、スタジオの場合は動く範囲が決まっており、カメラ倉庫からケーブルは必要な分しか出さないため、基本的にはCAは1つのカメラに1人体制で付きます。

また、スタジオの場合、ガンマイクでも音を収録しているため、スタジオの床にケーブルが当たってしまうと音が響いてしまいます。最悪の場合撮り直しになってしまう場合もあるので、音声さんの邪魔にならないよう、なるべく音が出ないようにケーブルを巻く必要があります。中継業務の際は、ケーブルを腰のあたりで巻いていますが、スタジオの場合は、ケーブルが床に当たらないように、ケーブルを巻く位置を高くして、余計な音を防ぐようにするなど工夫をします。

また、普段CAはカメラマンの後ろでケーブルを巻いていますが、演者の前にカメラが入る場合や、他のカメラに見切れてしまう恐れがある時は、CAはケーブルだけを伸ばして、見切れない場所からケーブルの介錯を行います。また、状況よってケーブルの出す方向も変わってくるため、どのような時もしっかりケーブルが出るように、ケーブルを手八の字巻きをしておく必要があります。本番前に、自分が担当するカメラのケーブルは、自分が介錯しやすいように巻きなおして置くと、ケーブルの介錯がやりやすくなります。

関連記事:映像技術業界では定番のケーブルの『8の字巻き』について

弊社では、テレビ番組の撮影・収録の他にも、スポーツやライブ・コンサート、各種イベントの撮影・収録・中継、ENGロケ、ネット配信、映像制作など幅広く対応しております。まずは、お気軽に電話メールにてご連絡下さい。

株式会社 撮れ高 (03-6274-8982)

撮影スケジュール