映像技術解説

不動産や自動車の内覧にも使われている『VR映像』

こんにちは、撮れ高スタッフの佐々木です。今回はVR映像についてお話しさせていただきます。

最近では、体験できる場などもあり注目されている映像技術の1つです。VRとは、バーチャルリアリティーの略語です。日本語では仮想現実、人工現実感と訳されます。知っているけれど、実際にやったことが無い、という方が多いかと思うので、まずはVRがどういうものなのか説明させていただきます。

VR映像を見る場合はHMDが必要です

VR映像は、コンピューターなどの機械を使って作られた、現実には存在しない人工的な空間を、まるで本物の世界を見ているかのように錯覚させてしまう技術で、音と映像でよりリアリティーのある世界観を体験することができます。

すでにご存じの方も多いかと思いますが、VR映像を楽しむ際に、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)と呼ばれるゴーグルのようなものをつける必要があります。このHMDを実際に装着すると、目の前にディスプレイモニターがあり、顔の向きに合わせて、見せるべき映像を表示させる仕組みとなっています。

顔の向きを認識させるため、加速度センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサーなどが搭載されています。各センサーから人の顔の向きを検知し、コンテンツ側はその動きに合わせて映像を表示しています。体験者は顔の動きに合わせて、映像や音響が変化するため、現実世界にいるかのような錯覚を体験することができます。

今ではスマートフォンなどでも体験することができます。スマートフォンで体験する際は、実際のヘッドマウントディスプレイとは異なる、簡易的なものを使って体験することができます。

VR映像はゲーム以外の業界でも使われています

実際に、今現在どのような場で活躍しているかご存知でしょうか?多くの方がゲームで使われている印象が大きいと思います。実際にゲームでも沢山のVR映像が存在します。実際に存在しない世界観が多いゲームではVRはとても活躍できるからだと思います。

ゲーム以外では、不動産業界でも使われています。現実に存在する物件の映像をVRにすることにより、わざわざ訪問することなく、その場で物件内を見学することができるようになっています。不動産の他にも車の車内をVRにしたものなども存在します。その他、医療や教育現場にも活用されています。

今後おそらく、VRは様々な場面で活躍することになると思います。私の予想では、VRの配信などが可能になる時代が来るのではないかと思います。2020年に迎える東京オリンピックまでに、VR映像でのライブ配信が可能になれば、実際に足を運べない人でも楽しめると思います。実際にどのようにVR技術が進歩し、どの場面で使われるようになるのかは分かりませんが、今後のVR技術に期待したいです。体験したことのない方は、是非一度体験してみてはいかがでしょうか?

 

 

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