映像技術解説

現場によって役割が異なる「照明」について

みなさんこんにちは!撮れ高 映像部の西村です。

暑い日が続いてますね。映像技術スタッフは日々黒服で生活しているので、外のロケとかになると暑さで体力が奪われます。今の時期は暑さとも戦いながら仕事に励んでいます。

それはさておき、基本室内は太陽の光があまり入ってこないので、暗くなります。そこで必要になるのが照明です!今回はその照明について紹介していきます。

照明の役割は現場によって異なります

まず一言で「照明」と言っていますが、ロケなどで使う「照明」とライブなどで使う「照明」では、使っている意味・役割が全然違います。どちらも暗いから使うのは同じですが、ロケでは物撮りなどで、対象物を照明によってより綺麗に見せています。それに対してライブではライブの演出の1つとしている使われており、照明によってカッコよくなっています。しかし演者や音声などと息が合わないとズレてカッコ悪くなってしまうので、ライティングの角度やタイミングがとても難しいです。

音声の専門の人がいるように照明も専門の人がもちろんいます。しかしロケなどは私たちカメラアシスタントがバッテラ(バッテリーライト)で照らすのが普通です。スタジオやライブ会場での以外は、基本的に班で照明もやります!

ロケでは使われるのは『バッテリーライト』

ロケでは基本的にバッテリーライトを使います。言葉の通りバッテリーで駆動するライトで、バッテラと呼ばれています。私がロケに行った現場では照明をやることがほとんどですが、大きいライトが2つ、小さいライト2つの合計4つでロケを行なっていました。内装は大きいライト1つで、食べ物などの物撮りは大きいライトを三脚で立てて、小さいライトを人が当ててしています。稀に室内でも照明を使わないですることもあります。

ライブの照明は詳しくは分かりませんが、曲によって当て方が違いますし、数自体も50個以上はあるので調整が大変です。お客さんに満足してもらうためには完璧にこなさなければなりません。そのプレッシャーの中、照明さんも頑張ってやっています。ライブ後の撤収では、舞台上に天釣りにされている照明は、舞台が片付かないと下ろせないので、遅くまで残って作業しなければなりません。そう思うとライブは携わっているスタッフ、どのセクションも大変だなと思います。

ロケやライブを成功させるには、自分たちのカメラ部門個々で頑張るのではなく、その場にいる全員で協力していかなければ、良いものは作れません。これからも照明さんや音声さん、その他のスタッフさんとも協力して良いものを作っていきたいと思います。

 

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