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音楽番組の生放送にCAとして参加~事故や怪我を防ぐため入念にリハーサル

こんにちは!撮れ高 映像部 木下です。

先日テレビの音楽番組の生放送の撮影業務をご依頼いただき、現場にCA(カメラアシスタント)として参加しましたので、その業務内容をご紹介いたします。

ライブコンサートやバラエティの収録現場とは異なる動き方

番組は5時間の生放送で、本番2日前からリハーサルが行われたのですが、サウンドチェック、リハーサル、そしてカメラチェックが行われるため、1曲につき3〜4回チェックします。リハーサル前の打ち合わせはもちろんですが、1アーティスト終わるごとにカメラマンは映像チェックと打ち合わせを行い、カメラ割りや動きの再確認をします。

その間に、CAは次に向けた準備として、ケーブルを巻き直したり、動き方をほかのCAと確認したりします。2つのスタジオを使用していたのですが、私が担当していたスタジオは狭い空間にクレーン1台、ペデスタル3台、ドリー1台と5台のカメラが動き回っていました。

同じ音楽でもライブコンサートの収録現場での動き方とは、全くもって違いました。曲のテンポによりますが、とにかくカメラマンの動きがすごいです。あの安定感のある映像からは想像出来ないスピードでスタジオを動き回っていて、もの凄い速さでカメラが移動するので、一歩間違えば大事故になりかねません。

リハーサルは何度も入念に行われます

ケーブルが絡まらないように、三脚に引っかからないようにしなければいけないため、CA同士の打ち合わせも大切です。担当カメラだけではなく、他のカメラのケーブル、動きも気にしてケーブルを捌きます。真上にクレーンが降りてきていて、交わしながらケーブルを捌く場面も多くあります。

カメラマンさん曰く、「自分は1stであり2nd、3rdでもある」「音楽番組はずっと続けないと、間をあけて現場に来ても、絶対動き方忘れるよ」とのこと。そのくらいライブコンサートやバラエティの収録現場とは動き方が違います。放送事故や怪我に繋がらないよう、リハーサルが何度も行われます。

もちろんスケジュールの関係でリハーサルのできないアーティストもいます。その場合は、ADさんをアーティストに見立ててカメラチェックを行います。カメラマンは空き時間に各アーティストの曲をイヤホンで聴きながら動きの確認、カット割りの確認をして過ごすなど、視聴者の皆さんに良い映像を届けるために動いています。

ランスルーから本番の生放送へ

当日はランスルーと行って本番の流れ通りにリハーサルをしました。本場前の最終確認です。とにかく緊張感があり、ランスルーで変更になることもたくさんあるので、その都度メモを取り再確認です。リハーサルとは違って止まることなく時間通りに進めていくため、全部門のスタッフがバタバタと動き回っています。ランスルーを終えて一息ついたら本番です。生放送のためスタジオにはとてつもない緊張感が走りますが、本番終了後の達成感と3日間を共にしたスタッフの一体感は最高です。

オンエアではもちろん、裏側のバタバタしている様子は伝わらないですが、みなさんがご覧になっている、あの安定感のある映像の裏側では、想像以上に数多くのスタッフさんがせわしなく動き回っています。

弊社は、音楽番組の生放送以外にも、TV番組の収録やENGロケ、動画編集、ネット生配信、ライブコンサートや各種イベントの撮影・収録・中継、映像制作など、映像に関する業務を幅広く対応しており、海外案件も得意としております。まずは、お気軽に電話メールにてご連絡下さい。

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