映像技術解説

DIT(Digital Imaging Technician)の役割や具体的な仕事内容について

こんにちは!撮れ高映像部吉田です!

今回は、先日行われた、海岸でのファッションブランド主催の花火イベントの収録で出会いました『DIT』という職業についてご紹介します。

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今回の撮影で使われたカメラファントム

『DIT』とはデジタル映像の全てに関わる技術スタッフの呼称

まず『DIT』については、今回の現場で正直初めて知りました。『DIT』とはDigital Imaging Technician(デジタル・イメージング・テクニシャン)の略語です。近年、映画やCMなどではデジタル撮影が主流になってきていますが、そのデジタル映像の撮影から編集まで全てに関わる専門職の呼称です。

『DIT』はデジタル映像の管理から編集まで幅広い業務に携わるため、デジタル映像の全てについて詳しくなくてはいけません。カメラの知識に加え、編集など様々な知識が必要になります。また、常々フォーマットやワークフローも新しいものに変わって行くので、それについて行く情報収集力も必要になってきます。

『DIT』の具体的な作業について

『DIT』の具体的な作業ですが、撮影前は、カメラの収録設定、現場でのカラーコレクションや合成の有無、収録メディアの枚数など確認します。撮影本番では、現場でもカラーコレクションを行い、作品の色のトーンを作ります。合成が必要なら簡易的に合成を行い、完成した時のイメージを近しいものに持って行きます。CM撮影時に多いのですが、ロゴなどをその場で出すことによって、画のバランスなどもチェックしたり、また撮影時のプレイバックやフォーカスの確認なども行い、撮影後はメディアのバックアップを行い納品します。

私は、初めてこの『DIT』の仕事を間近で見させていただいたり、お話を聞く機会までいただき、映像知識が高いのは勿論、作り出す映像のカッコ良さに感銘を受け、『DIT』という職業をより詳しく知りたくなりました。

弊社では、ライブコンサートやスポーツ大会等の各種イベントの撮影・収録・生中継の他、海外ロケやテレビ番組などの撮影・収録、ネット配信、ENGロケ、MV制作、動画編集など、映像に関する業務について幅広く対応可能です。まずはお気軽に電話メールにてご連絡ください。お待ちしております!

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