みなさんこんにちは!撮れ高映像部の若月です。
先日、企業カンファレンスの画出し業務をご依頼いただき、CA(カメラアシスタント)として参加させていただきました。今回初めてパットレールを使用したカメラの担当につかせて頂いたので、その業務内容をご紹介したいと思います。
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レールに乗ったカメラのアシスタントを担当
会場は都内ビルの高層階にあるカンファレンスホールで、横長のフロア丸ごとが今回のイベントスペースとなっていました。1日目がセッティングとリハーサル日、2日目が最終チェックの後本番、そしてバラシというスケジュールでした。
カメラは全部で4台、登壇者が入ってくる際の正面などを抑えるステージ横のカメラ、センター位置から話している人を抜くカメラ、無人の引き固定カメラ、そして私がアシスタントを担当させていただいたパレットレールにのったカメラです。
お客様の動線を考えたケーブルルート
カメラのポジションは決まっており、まずケーブルルートの確認をしました。ステージ横のカメラは下手側にあり、資料通りにそこに引くケーブルを上手側周りで、壁に沿わせて引いていきました。下手側の壁沿いを引いていく方がカメラに近いため、ケーブルを引くのも短い距離で済むのですが、確認したところ、お客さんが入ってくる動線に被ってしまうのが理由と教えていただきました。横長でとても広い会場のため、ケーブルを100mを引いてもギリギリになってしまうほどで、コンサートの現場のような感覚でした。
また、ケーブルの抱き合わせも行いました。『抱き合わせ』とは、1つのカメラに複数本のケーブルを繋いでいる際に、全てのケーブルがバラバラだと扱いづらい為、ビニールテープで止め1本にまとめるという作業です。本番で必要な長さ分より、少し多いくらいまで止めてまとめておきました。必要以上にテープで止めすぎてしまうと、撤収の時に大変になってしまうことは、過去の現場で学びました。
パレットレールのカメラのケーブル捌きで気づいた事
使用したカメラは『Canonのc200』でレンズは『24-105』です。レールは約10mほどでした。リハーサルでは、ケーブルがレールとタイヤの間に入り踏まれることのないよう、カメラマンさんの少し後ろをついていく形で捌いていましたが、カメラマンさんから「ケーブルに引っ張られている感じがある」と指摘がありました。
ライブやコンサートの時とは違い、とてもゆっくりカメラ移動をするため、少し力がかかっただけでも感じ取られ、進みづらくなるとの事でしたので、カメラマンさんの後ろを付いていくのではなく、ケーブルが出ている真横で動くことにしました。
休憩時間には、カメラマンさんに許可をいただき、カメラを実際に動かしてみました。他のCAにお願いして、後ろでケーブル捌くのを協力してもらい、少し力をかけたり緩めたりと、先程と同じ状況を体感してみました。やはり、ほんの少しの力がかかるだけでも、進みたい方向と逆に引っ張られている感じが体感できましたので、本番ではリハーサル以上に気をつけて挑みました。
ケーブルを捌く力加減がとても重要だという事を自身で体験できたことで、カメラマンさんの伝えたいことをより理解することができるなど、とても良い機会をいただいた現場でした。
弊社では、ライブコンサートやスポーツ等の、各種イベントの撮影・収録・画出し・生中継の他、テレビ番組撮影・収録、ENGロケ、MV制作、動画編集など、映像に関する業務について幅広く対応可能です。
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