こんにちは!株式会社撮れ高映像部の上原です!
今回私は、初めてMVの撮影にカメラアシスタントとしてではなく、『音出し』として参加しましたのでその様子をご紹介したいと思います。
『音出し』の役割について
『音出し』とはその名の通り、必要な場面に応じて、適切な音を出し続ける職人のような存在です。例えば、サビのダンスを踊るシーンでは、欲しいタイミングの5秒前から流し、ダンスが終わってから5秒ほど置いてから切る。単純で簡単そうに見えますが、ここでミスを起こしてしまったら、タイムロスが発生してしまい、その結果撮影時間が押してしまいます。
事前に『Adobe Audition』を使用して音出しのポイントを準備
まず、事前準備として、香盤表に書かれていたカットナンバーに応じた歌割りを、タイムコードと照らし合わせながら、曲にポイントを打つことにしました。例えば「00:10~00:20秒まで誰々が歌っている所に、音出しのポイントを打ち込む」といった作業です。
この作業のために、私は『Adobe Audition』というアプリを使用しました。この『Adobe Audition』というアプリは音の編集用なのですが、ポイントを打ち込む事もでき、もし現場でちょっとした編集が必要と言う場面でも使用可能と判断し、このアプリを採用しました。
現場での動きや反省点
この事前準備を踏まえた結果、午前中の撮影では、香盤表をよく見ながら監督の指示を聞きつつ、次の事を考えながら動く事ができましたが、午後の撮影で、カメラジンバル『ローニン』を使用したカットになると、ワンカットの間隔も狭くなっていき、音を切るタイミングが前後したりとミスもあり、撮り直しのカットが増えるなど、現場に迷惑をかけてしまいました。
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今後のMV撮影で、音出しのポジションになった際は、同じミスをしないように心がけたいと思います。今回初めてMVの音出しのポジションとして参加しましたが、今まではカメラアシスタントの役割が多かったため、他のセクションが「何を考えながら動いているのか」を学ぶ機会ができ、とても良かったと思います。今後もこの経験を活かして、様々な現場で頑張っていきたいと思います。
弊社では、MV制作の他、コンサートやライブ、スポーツイベントなどの各種撮影・収録・生中継、テレビ番組の収録、ネット生配信など幅広く対応しております。
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