みなさん、こんにちは!映像部の新井です。
先日、某アーティストのライブ現場の収録依頼を頂き、CA(カメラアシスタント)として参加した時に、私が「少し変わってるな」と思ったカメラや作業内容をご紹介します。
ワイヤーを使用した『空飛ぶカメラ』
スタジオ収録やCM撮影などは「長玉」という望遠レンズのことを指すカメラや、「ハンディカメラ」という、ロケから映画製作まで様々な業務に対応することができる業務用のビデオカメラ、シネマカメラを中心に撮影をしています。
今回の演出は、鳥や空が少し関係していたものでしたので、セッティングの時、客席の上に会場の端から端までを、長いワイヤーで繋げていた作業を拝見しました。
大人数で引っ張ってから、ワイヤーの上に車輪がついたカメラをセットして動かしていましたが、ケーブルは無く、ワイヤーとカメラマンが操作するチャンネルしかなかったのと、客席の上にカメラがあるので、いつ落下してしまうのかヒヤヒヤしながら見ていました。
セッティングや撤収はとても大変ですが、カメラを客席の上から撮影することで、まるで自分が鳥のように空を飛んでいる気分にもなれますし、いつもとは違った景色を見ることができるので、とても良い画を撮ることができます!
手ブレ補正ジンバル『RONIN (ローニン)』を使用したカメラを担当
今回、私がカメラアシスタントを行ったカメラが「RONIN (ローニン)」という名のカメラジンバルを使用したものでした。スタジオ収録などで使う大きい業務用カメラではなく、家庭にも持っている方が多いビデオカメラくらいの大きさでした。

RONINは、人間の加えるパン(左右だけを動かしたいとき)、チルト(上下だけを動かしたいとき)、ドリー(歩きながらも常に前を向いていて欲しいとき)、水平を崩して滑らかな画を撮影したい時などに使います。受信機を遠くに置いて、送信機をカメラマンが背中に背負っていれば最大6km離れた長距離でもワイヤレス伝送できるカメラです。
本番中のカメラアシスタントの作業について
カメラマンが本番中、私にRONINで少し撮影をさせてくれる貴重な経験をさせていただきました。ビデオカメラくらいの大きさでしたが、カメラは常にぶら下がっているので、とても重くて腕が疲れてしまいましたが、カメラマンは本番中は長時間常に持ち歩いている状態で体力が削られてしまうので、筋トレも必須であることを学びました。
また、RONINのカメラアシスタントがする内容としては、小型でケーブルがありませんので、客席の中に入ることができます。常にカメラマンの後ろについていき、バッテリーの交換の手伝いや移動の際に、ドアの開け閉めを行いました。カメラマンが走ったらカメラアシスタントも後ろから追いかけて走る、カメラマンが歩いたら、カメラアシスタントも歩くなど、常に一緒に行動をするので、客席の中に入ったり、階段を駆け上がってスタンドまで入ったりします。私は体力には自信がありましたので、とても楽しかったです!
カメラには種類がたくさんあり、その中で同じカメラでも機能が違ったりするので毎回勉強になるのでとても面白いです。これからも新しいカメラが出てくると思うのでしっかりと使い方や機能を覚えたいと思います。
弊社では、コンサートやライブなどの撮影・収録の他にもテレビ番組の収録・生中継・ネット生配信・MV制作・スポーツ生中継など幅広く対応しております。お気軽に電話・メールにてご連絡ください。お待ちしております!
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