みなさんこんにちは!撮れ高映像部の若月です。
先日、コンサートの画出し業務をご依頼いただき、CA(カメラアシスタント)として参加させていただきました。
基本的にアシスタントは、ケーブル捌きが本番中の仕事なので、収録業務と画出しで特に変わった動きをすることはありませんでしたが、新しく学んだこともありましたので、ブログにしたいと思います。
撮影スケジュールやステージ構成・使用機材など
今回のスケジュールは、仕込み日、リハーサル日、本番2日間、の計4日間で、本番は2日間とも1回公演でした。最大15,000人収容できるアリーナが会場で、本ステージから花道が伸びて、Bステージ(客席後方に作られた小さめのステージ)につながるというステージ構成。カメラは全部で7台使用しました。
カメラ位置はアリーナに4台、スタンドに3台が基本的なポジションでしたが、アリーナのステージ前つらのカメラ2台にBポジというものがあり、公演中にカメラの位置が変わるため、そこにもケーブルを引きました。
リハーサルで流れや動きの確認
リハーサル日にはまず、テクニカルリハーサルと言って、アーティストさんやバンドメンバーさんはいない、技術だけのリハーサルがあります。主に転換や演出、今回はトロッコを使用する曲があったため、その動線の確認をしていました。資料はもらっていましたが、ここで実際の動き方を初めて知るのでカメラチームもしっかり確認しました。その後、バンドリハーサルを終えたらアーティストさんも入られて、メンバーリハーサルが始まります。
ここでは全部を通しで進めていくわけではなく、音のチェックやカメラの位置の確認、先程のテクニカルリハーサルで行ったトロッコ移動など、メンバー周りで重要なところの確認をしながら行います。各自修正点が見つかるので、調整をして、ゲネプロという本番と同じ流れで行う、最後のリハーサルを迎えます。
失敗しても直すべきところの理解をする
私は今回上手スタンドのトロッコが来たときに、アーティストを近くで撮るカメラのアシスタントをする予定でしたが、急遽上手アリーナ2台のカメラをサポートすることになりました。
カメラマンさんがステージに上がり撮影する時のケーブル補佐や、ハンディに持ち替えた時の三脚の移動など、リハーサルではそのポジションについていなかった為、ゲネプロぶっつけという形でかなりバタバタしてしまいましたが、カメラマンさんからは「本番を成功させるためにやっていることだから、今は失敗しても直すべきところが分かれば大丈夫」と言っていただきました。
ミスしてしまったところを振り返り、本番では同じことをしないように再度流れを確認し、自分のなかでの不安なところはすべてこの日のうちに無くしました。それでも、本番ではお客さんがいたりと環境も変わるため緊張はします。本番当日にも新たな変更点が出てきたのですが、前日に流れの確認はしっかりしていたため焦らず落ち着いて対応することができました。ゲネプロで失敗してしまったところも問題なく進められました。
2日間の本番が終了した後カメラマンさんに「大変だったけどよくやった、ありがとうね!」と言っていただけたことはとても嬉しかったです。
今回の4日間を経験して、自分のやるべきことをしっかりと理解すること、それが焦りや失敗を防げると学びました。また今後は、咄嗟に対応できる力をつけていきたいと思います。
弊社では、ライブコンサートの画出し以外にも、テレビ番組などの撮影・収録、スポーツや各種イベントの生中継・配信、企業向けのネット配信、ENGロケ、MV制作など、映像に関する業務について幅広く対応可能です。お気軽に電話・メールにてご連絡ください。お待ちしております!
株式会社 撮れ高( 03-6274-8982 )