映像技術解説

弊社がライブやコンサート等の数多くの現場で使用している『インカムタリーシステム』について

こんにちは!撮れ高技術部の上原です!

今回は弊社が使用している、ライブやコンサートには欠かせない、『インカムタリー』についてご紹介したいと思います。

インカムタリーシステムとは?

インカムタリーシステムとは、インカムのケーブルでタリーの信号も一緒に送れることができ、信号を統一化することができる機材です。

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インカムとタリーの信号を別々に送った場合、単純にケーブルを一本多く引かないといないため、仕込みや撤収に時間がかかるなど、少し手間がかかってしまうため、インカムタリーシステムを使用すると、仕込みや撤収をとても楽に進めることができます。

弊社で実際に使用しているPROTECH社の『FD900s』

PROTECH社のインカムタリーシステム『FD-900S』

弊社で使用しているインカムのステーションは、PROTECH社のFD900sです。この機材良い点は、背面のタリー信号を入力する部分が、BNCコネクタの入力とVGAの2つで入力することができ、対応機材の幅が広い点が特徴です。更にFD400(インカム子機)も5台まで繋ぐことができ、最大5系統の回線を繋ぐことができます。

『FD-900S』の裏側にあるタリー信号入出力端子

弊社では、ライブやコンサート等の数多くの現場で、この機材を組み込んだ独自のシステムを利用しています。

私が初めて組んだ際には、全くタリーがつかなかったり、インカムがしっかり機能しなかったりと、問題があったのですが、1から手順を追って組むことで、問題も減っていき、実用できるレベルまで持っていくことができました。実際に現場では、一つもミスをすることもなくスムーズに組むことができ安心しました。

最近は色々なことができるようになり、RPGゲームのようにレベルアップできている気がします!今後も、日々勉強しながら、一人前の技術スタッフになれるよう精進してまいります!

弊社は、テレビ番組などのロケ撮影や、ライブ・コンサートや各種イベントの撮影・収録・中継、スポーツ生中継、リモート収録、ネット生配信など、幅広く対応しております。まずはお気軽に電話メールにてご連絡ください。お待ちしております!

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