みなさんこんにちは!撮れ高映像部の西川です。
先日、女子バスケットボールのWリーグの試合の撮影・配信業務をご依頼いただいき、カメラマンとして参加しましたのでご紹介いたします。
今回の撮影では、動画配信サービスでの配信の他に、分析用にチームや審判にも映像を提供するスカウティングのための撮影も兼ねました。
スカウティングとは、相手チームの分析を行うこと。 スターティングファイブやベンチメンバーの個人的特徴、オフェンス・ディフェンスシステムの分析などを行うこと。
https://sufu.lifull.net/glossary/235
そのため、一般的な配信の撮影と違って、厳しい決まり事があり、そこから外れてしまうとクレームにつながってしまう可能性もありますので、注意点などを主にご紹介いたします。
次に起こるプレーの流れを見越した撮影
1番大切なのは、選手やボールが画面から切れないようにすることです。特に、ロングパスや速い攻撃、スリーポイントシュートなどでボールが高い空中に飛んだ際には注意が必要で、実際にゴール下でのプレーに寄っていると、突然相手にボールが渡り、素早い攻撃で反対側のゴール前へボールが渡っていくというシーンがこの間も何度もありました。ただボールを追うのではなく、常に試合を見つつ、次にどのようなプレーが起きるのかを考え、それを見越したサイズ作りをする必要があります。
しかし、この撮影自体はスカウティングだけではなく配信も兼ねており、一般の視聴者も動画配信サービスなどで視聴していますので、ボールや選手が切れてしまうことを恐れすぎて、ルーズな画ばかりになってしまうこともよくありません。選手やボールが切れず、かといってルーズになり過ぎず、程よいカメラワークを付けながら撮影することも大事です。
試合再開時のボールの動きをしっかりフォロー
また、タイムアウトなどからプレーに戻る際にも、気を抜いていてはいけません。その前のプレーで、どこにボールが出たのか、プレーがどこから始まるのかを確認し、試合再開の際にきちんとボールをフォローできるようにしておくことが必要です。ベンチからコートに戻ってくる選手達に気を取られていると、肝心のプレーを撮り逃してしまうことになります。
側から見ていると、選手やボールを追いかけているだけのように見えてしまうスポーツ撮影ですが、実際に業務として関わってみると、そこには目には見えない難しさが沢山ありました。以後のスポーツイベントの撮影業務でも、今回の経験を活かし、より良い技術を提供していけるよう精進します。
弊社では、スポーツや各種イベント撮影・収録の他、TV番組のロケ、ライブコンサートの撮影・画出しなど幅広く対応しております。まずは、お気軽にご連絡ください。
株式会社 撮れ高(03-6274-8982)