制作実績

某音楽グループの24時間生配信にカメラマンとして参加~『TVU』を使用した中継業務について

みなさんこんにちは、撮れ高スタッフの平良です。

先日、某音楽グループの24時間生配信番組にカメラマンとして参加しました。24時間番組という特殊な環境に伴うスタッフの環境や、通常の配信番組とは異なるシステムの組み方などをご紹介致します。

24時間配信番組について

24時間の配信番組ということで、番組構成としては大きく3つに分かれていました。

  1. メインスタジオでのトークやバラエティ企画
  2. メインスタジオにて音楽ライブのVTRを見ながらトーク
  3. 中継先で特別企画

以上の3つが大枠となっていて、私は主に①と②の撮影業務を担当しました。

24時間配信の撮影には初めて参加しましたが、制作・技術チームはいくつかチームで分かれており、担当する企画をスケジュール的に無理がないように振り分けてローテーションで撮影していくといった形でした。私は夜中に現場に入り、24時間生配信が終わるまでの後半チームのカメラマンを担当しました。

メインスタジオでは、SONY PXW-Z190を3台使用して撮影しており、カメラマンは私ともう一名いたので、1台を引き固定で使用し、残りの2台で演者の1Sや関係性のGSなど拾っていきました。

中でも大変だったのは、企画ごとにざっくり台本はあるのですが、企画の概要や演者のセリフ台本程度しか書かれていないため、実際の演者の動きやコーナーの際の細かい部分が見えていなかった事です。配信が始まってしまうとリハーサルなどもほとんど出来ない為、苦労しました。

ほぼぶっつけ本番という形になってしまったコーナーもいくつかありましたが、なんとか乗り越えたのは、普段から生放送の撮影業務をこなしているチームだったからだと思います。

今回の現場では、制作・技術チームともにいつも以上に協力して一体感を持って撮影を進めていた感覚があり、終わってみれば良い現場だったなと感じました。

中継現場の特殊なシステム環境について

ここで、今回のような中継もある撮影現場でのシステム環境について、少しお話ししたいと思います。

通常、複数台のカメラを用いて配信を行う場合は、カメラ画を切り替えるスイッチャーを使用して配信映像を制作します。撮影現場が一箇所のみでその現場にスイッチャー等のベース機材が組めれば、有線で映像伝送ケーブルを伸ばして、スイッチャーに各カメラの映像信号を入力できるのですが、今回の配信のような撮影現場が複数箇所ある場合は、どちらかの撮影現場の映像信号をメインスイッチャー(最終段スイッチャー)に取り込まなければいけません。

いわゆる中継先とそれを受けるメインスタジオの関係性ですが、例えば、中継先が沖縄でメインスタジオが東京だった場合、当然ですが有線で映像伝送することは実質不可能です。ではワイヤレスで沖縄-東京間を映像伝送するために何の機材を用意すれば?となると思います。

そこで今回の24時間現場でも使用した機材の登場です。その名も『TVU』です。

TVUは、よくニュースやイベントの中継先で使用されていますが、高品質の映像をリアルタイムで伝送することができる機材になります。3G/LTE/4G/Wi-Fi/WiMax/BGANなどの複数のキャリア回線などを束ねて伝送している為、信号が途切れにくく安定した伝送を行うことができます。

今回の番組でも、都内の中継先会場のスイッチャーのPGM OUTをTVUに入力して、映像・音声信号をメインスタジオに伝送し、それをメインスイッチャーに入力してテイクできるようにしました。

多様化する配信番組の現場

今回の現場のように、スイッチャーを多段組する現場や中継コーナーを含めた現場も年々増えており、システムが複雑化してテレビ放送となんら変わりのない、もしくはそれ以上に大変な配信番組を担当することが増えてきたので、時代の波の最先端を走り続けられるように、これからも日々業務に励んでいきます。

弊社はネット配信業務のほか、ライブコンサートやスポーツ大会などの画出し・収録・中継、ENGロケ、映像編集など、映像に関する業務について幅広く対応可能です。 まずは、お気軽に電話メールにてご連絡ください。

株式会社 撮れ高(0120-013-315)