映像技術解説

映像のワイヤレス伝送~伝送を安定させるための工夫について

みなさんこんにちは!撮れ高映像部の西川です。

近年、身の回りのあらゆるものがワイヤレス化されています。身近なものでいうと、iPhoneからイヤホンジャックが消えてから、早5年が経とうとしています。皆さんご存知のBluetoothイヤホンが現在は主流ですよね。そうして一般の人々にも身近になったワイヤレスシステムは、映像業界でも多く使用されています。

先日、とあるコンサートの会場で、映像をワイヤレスで飛ばすシステムを使用する現場に参加しましたので、『映像のワイヤレス伝送』紹介していきます。

伝送安定化の工夫①~受信機の設置位置

ワイヤレスで映像を伝送する際にまず必要なのが、受信機、送信機です。送信機はカメラに取り付け、受信機はステージ横やスタンド内に設置します。今回参加した現場では、ステージがセンターステージになっていて、その外周のターンテーブルが回転する仕組みになっていました。そして、そのターンテーブルで回転しながら歌うアーティストを、同じようにターンテーブルに乗りながら撮影するカメラにワイヤレスが使われていました。

当初はスタンド席の最前列に受信機を設置していましたが、カメラがターンテーブルで回転することで位置、距離が変わり、接続が不安定になってしまっため、受信機をステージ前に移動させることで安定化を図りました。

ただし、ステージの近くに置いたとしても、真ん中に置かない限りはどうしても不安定になる地点が存在してしまうため、それを解決するために、A地点、B地点の2箇所に受信機を置き、安定して映像を受信できている方をセレクトするという方式がとられていました。

伝送安定化の工夫②~電波帯の占有を避ける

また、有観客でのコンサートは、リハでどれだけ接続が安定していても、本番でお客さんが入ると途端に接続が悪くなったりしてしまいます。それは、お客さんの持っている電波を発するものに、ワイヤレスの使用している電波帯が占有され、接続されにくくなってしまうのです。これを防ぐために今回は、客入れ前に受信機、送信機の電源を入れ、先に接続を完了しておくことで、使用する電波帯が占有されることを防いでいました。

それらの対策の甲斐あり、本番では無事映像を伝送することができていました。ワイヤレスの世界は知れば知るほど奥が深いので、これからもっと勉強して知識を深めていきたいと思います。

弊社ではライブ・コンサートや各種イベントの撮影・収録の他にも、テレビ番組収録、ENGロケ、スポーツ生中継、リモート収録、ネット生配信など、幅広く対応しております。お気軽に電話メールにてご連絡下さい。

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