皆さんこんにちは、撮れ高 映像部スタッフの柳町です。
先日アメリカンフットボールの試合の撮影現場にCA(カメラアシスタント)として参加しました。
今回の撮影では、VTR機を使って他局とバーターを行いました。私たちの撮影チームはスタンド席まで上がって上カメラを担当し、下カメラは他局の撮影チームにお願いして撮影して頂きました。
業界用語的に使われるバーターという言葉とは少し違いますが、ニュアンスは一緒で、私たちの撮影チームのカメラには自分達で用意したディスクを入れて収録し、VTR機には他局の撮影チームカメラの映像信号を入力して、他局チームが用意したディスクを入れて収録します。普段より持っていくバッテリーやディスクが多くなるので、CAはしっかり管理をしなければなりません。
まず、会場に着いたら今回バーターをお願いする局チームと合流して、撮影する画のチェックなどを行い、CA同士でお互いにしっかりと何枚ディスクを渡すのか確認を行います。渡すディスクにはキャプションと言って、どのような画を撮っているのかメモをする紙も一緒に入れて渡します。
ディスクの管理
ディスクの管理はすべてCAが行います。自分達で使うディスクと他局チームに渡すディスクの二種類が必要になってくるので、それぞれのディスクのケースに色の違うビニールテープ張って、パッと見分けが付くように工夫しました。
このように自分が分からなくならないようにディスクの管理は毎回工夫するようにしています。管理ができていないと素材が入っているものを持ち帰ってしまったり、キャプションと中身の素材が違っていたりするトラブルが発生してしまうので、注意をして毎回行っています。
入念にチェックを行う大切さ
カメラとVTRを繋いだら、本番前には必ず映像と音声が正しく入力されているか、ディスクに正しく収録されているかのチェックを行います。VTRが再生できないと他局チームにも迷惑をかけてしまうので、念入りにチェックをして、他局チームのCAにもチェックをお願いしました。
今回私は、VTRを使った現場にCA一人で行くのが初めてだったので、あらかじめ会社で行える設定とチェックは行い、しっかり再生チェックを行いました。VTRはカメラと連動できるので、カメラ側がRECを押したときにVTRも一緒に収録される設定にし、試合中はVTRを触ってもロックをかけて動かないように設定していました。少し慎重になりすぎでは?と思うかもしれませんが、撮り直しがきかない現場では、いつも以上に緊張感をもって取り組むことが大切だと学びました。
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