映像技術解説

望遠レンズの活用方法~圧縮効果や注意点について

皆さんこんにちは、撮れ高映像部スタッフの三橋です。

今回は望遠レンズについて紹介していきたいと思います。

遠い被写体に有効

一般的に望遠レンズを使う場面として、遠くにある被写体を撮りたいときに使うと思います。写真というものは、被写体が大きく写れば良いというものではありませんが、時と場合によっては大きく写して撮りたいというときがあるでしょう。そのようなときに望遠レンズを使用して、被写体を大きく写して撮影するといいと思います。

また、背景を大きくぼかして撮影したいときは、望遠レンズはとても効果的です。これは被写界深度の関係によるもので、フォーカスが合う範囲が狭くなるため、フォーカスを合わせたところ以外は大きくボケやすくなります。

風景写真の撮影に活躍

望遠レンズには「圧縮効果」と呼ばれる、背景が近くにあるように見えるよう、撮影することができるので、絵画のような迫力のある風景写真を撮影することができるのです。圧縮効果とは、遠くにある被写体がまるで近くにあるように大きく見え、近くにある被写体とほとんど変わらないように写り、遠近感が少なくなることを言います。また、両方の被写体との距離を取ることと、撮影者が被写体との距離を取ることでその効果が強くなります。

手ブレに注意

望遠レンズは標準レンズや広角レンズと比べて手ブレが起きやすいです。その原因として、レンズ自体が大きくて重い場合が多いため手が震えてしまい、手ブレに繋がってしまいます。

ブレている写真にならないようにするためにも、シャッタースピードを上げるという対策を取ることをおすすめします。シャッタースピードを上げることで瞬間を撮り切るスピードが早くなるので、ブレを抑えた写りの写真を撮ることができます。どうしてもシャッタースピードを上げられないという場合は、三脚を使って固定して手ブレを抑える必要があります。

皆さんも是非、望遠レンズを使って撮影してみてはいかがでしょうか。

弊社ではライブ・コンサートや各種イベントの撮影・収録の他にも、テレビ番組収録、ENGロケ、スポーツ生中継、リモート収録、ネット生配信など、幅広く対応しております。まずはお気軽に電話・メールにてお問い合わせください。

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