皆さんこんにちは、撮れ高映像部スタッフの三橋です。
先日、ライブハウスでのコンサートの生配信業務をご依頼いただき、現場にCA(カメラアシスタント)として参加しましたので、その現場での様子をご紹介します。
使用機材について
今回の撮影現場では、三脚固定のカメラが後方に10台(そのうち6台はアーティスト1人づつの専用カメラ)、2階客席上手に1台、三脚ドリーのカメラが1台、ハンディーカメラがステージ前上手・下手に1台ずつ、ステージ上手袖に1台、クレーンカメラが1台あり、全部で16台のカメラを使用し撮影しました。
クレーンカメラのセッティングについて
今回の現場では、CAとしてクレーンカメラのセッティングを担当しました。使用したカメラは『SONY HDC-P43』です。他のシステムカメラに比べて本体の大きさが小さく、カメラが見切れるようなポジションでも、目立たないのが特徴です。
仕様上、光ケーブルをそのまま接続することが出来ないため、カメラと光ケーブルとの間に、『ST光ケーブル』と『HKCU-SM100』という、CCUエクステンションアダプターが必要になります。
セッティングでは、特機会社(撮影用の特殊機械を取り扱う企業)の方と一緒にセッティングしていくため、クレーンのアームに這わせるケーブルを間違えないように注意します。もし間違えてしまった場合はやり直しとなり、特機会社の方々にも迷惑をかけることになってしまうため、二度手間にならないよう慎重に作業しました。
クレーンカメラ撮影にはインカムを使用
クレーンカメラを使用した撮影業務にはインカムを使用します。クレーンカメラなどの特機を使用する場合、カメラマンとの間、カメラマンとベースとの間以外にも、ローカル回線と呼ばれる、クレーンのカメラマンと、特機オペレーターとの間の別回線を作る必要があります。クレーンのカメラマンが撮影したい映像を撮るにあたり、ローカル回線を使用することで、クレーンカメラに関わる人だけで会話をし、クレーンの台車位置やアーム操作によるカメラアングルなどを伝えることができます。
初めての現場を経て感じたこと
ライブコンサートの生配信業務は初めての現場で、「何をどうすればいいのかわからない」という場面が多かったのですが、わからないことは、すぐに先輩や周りの方々に聞くなど、業務に貢献できるように努めました。これから先も、沢山の現場でしっかり経験を重ねていきたいと思います。
弊社ではライブ・コンサートやイベント等の撮影・収録・画出しの他、ENGロケ、ネット生配信、TV番組やドラマの撮影・収録、映像制作、MV制作、動画編集など、幅広く対応しております。まずはお気軽に電話・メールにてご連絡下さい。
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