映像技術解説

現場での撮影業務時に使われる「インカム」について

皆さんこんにちは。撮れ高映像部スタッフの村上です。

皆さん、「インカム」という用語をご存知でしょうか。テレビ好きの方であれば一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。そんなインカムについて今回はご紹介したいと思います。

インカムは、「インターコミュニケーションシステム(Intercommunication)」ができる装置で相互通信を意味する言葉に由来します。撮影・収録中、「スタジオ内にいるスタッフ間」で「カメラマンとともに中継車間」など、複数人でスムーズに連絡を取り合うためのハンズフリー無線通信機器です。

インカムとトランシーバーの違い

日常生活の中でインカムと触れ合う機会はあまりないと思っている方も多いかもしれません。しかし、インカムのような無線機は身近で活用されています。例えばタクシーに乗車した際、車内の前方からラジオのような声を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。その正体もインカム、トランシーバー等の無線通信機器です。

では、インカムとトランシーバーの違いについてご説明いたします。元々インカムは有線通信システムとして開発され、同時双方向通話と呼び、電話での通話と同様送信・受信者の同時会話が可能です。

一方、トランシーバーは無線通信システムとして開発されましたが、インカムのように双方向通話はできず、送信と受信を交互に行うものです。年月が経過した今日、インカムでの無線通信も可能になりました。

インカムの通信方法の種類

  • トランシーバーによる無線通信
  • 電話やパソコンの通話システムによる通信
  • 有線インカムによる通信

トランシーバーによる無線通信

マイク付きイヤホンを装着したトランシーバーを用いて複数人が同時に連絡を取る方法です。この方法は屋外イベントや大きな会場で密に連絡を取りたいときに用いられるものです。また、この方法でのインカムを使用する場合、通信距離により無線機の種類選択が必要となります。

特定小電力トランシーバー
通信距離:~200m 遮蔽物の影響:有 免許登録:不要

簡易業務用無線機
通信距離:~5km 遮蔽物の影響:有 免許登録:必要

IP無線
通信距離:携帯電話の通話圏内 遮蔽物の影響:無 免許登録:必要

電話やパソコンの通話システムによる通信

電話機やパソコンにヘッドセットを接続して連絡を取る方法です。ヘッドセットを用いたインカムの利用は、コールセンター業務で多く見られます。

有線のインカムによる通信

メインステーションと呼ばれる親機と子機をケーブルで接続して連絡を取る方法です。テレビ局のスタジオなど限定された範囲内での通信に利用されています。

弊社は、TV番組の撮影・収録、スポーツやライブコンサートなどの各種イベントの中継・画出し・収録・生配信などの映像技術以外にも、動画制作・編集など幅広く対応しております。

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