映像技術解説

フレア・ゴースト現象を活用した撮影で表現の幅を広げる

皆さんこんにちは。撮れ高映像部スタッフの平良です。

ゴースト、フレアという現象をご存知でしょうか。この2つは撮影においてカメラを使用される方なら悪いイメージを持つ方も少なからずいるかと思います。しかし、表現方法の1つとして捉えれば撮影における表現の幅も広がります。今回は、フレアやゴーストを撮影で防ぐのではなく、活用するための方法についてご紹介します。

画面右側がフレアを起こした写真
(出典:写真用語集-フレア-キャノンイメージングゲートウェイ

フレアとは?

フレアとはレンズやカメラ内で強い光の反射することで生じます。強い光源の方向にレンズを向けたときにレンズ面やレンズの鏡胴内で有害光が不要に反射して発生する光のカブリ現象です。これにより画像にシャープさが失われ、カブリ、ムラ、白いぼやけが発生します。

防止策として、画面内の光源の位置に注意してカメラの向きや立ち位置を工夫する必要があります。

空にゴーストが出現した写真
(出典:写真用語集-ゴースト-キャノンイメージングゲートウェイ

ゴーストとは?

逆光や半逆光でレンズやカメラ内に入った強い光が複雑に反射を繰り返して筋状、玉状の像が写ることを指します。レンズを絞った際の形が影響することもあります。ズームレンズは単焦点レンズよりもゴーストが発生しやすいため、撮影時は上記のフレアと同様に撮影時の構図を工夫する必要があります。

フレア・ゴーストの条件

強光

明るい光源の光をレンズに取り込み、レンズ内で反射が起こり発生するため、太陽光のような強い光源が必要です。太陽光を画面に入れるためにカメラが太陽の方を向いている、つまり逆光で撮影するということです。といっても昼間は太陽が真上にあるため場合によってですが、被写体を画角内に入れるのが難しいです。朝焼け・夕焼けの時間帯は太陽が低い位置にあるので、フレアやゴーストを発生させやすい時間帯と言えます。

画面内の光源の位置

太陽光など明るさが強い光源を画角の真ん中に入れると白飛びが起こります。また、レンズを直進して通り抜けるためゴーストはほとんど出ません。白飛び防止のためには、光が斜めに入るようにカメラの向きや自分の立ち位置を変える、太陽を画角の隅に配置して斜めから光が入ることで反射しやすくする、隙間から光を入れるのも良い撮影方法です。

オールドレンズの使用

現代のレンズはオールドレンズとコーティングが異なります。その当時のオールドレンズは、単層コートやコーティングのないノンコーティングが一般的でした。これらは、逆光で撮影時に、強光の影響でフレアやゴーストが出やすいのです。

フレアやゴーストはレンズや光の状態で、出たり出なかったりするものです。撮影経験を重ねてコツをつかめば、うまく利用できて表現の幅も広がります。フレアやゴーストを意識し過ぎると、描写や構図のつまらない作品になるので気をつけたいところではあります。

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