映像技術解説

格闘技の中継現場での撮影時の注意点~カメラアシスタント役割など

皆さんこんにちは!撮れ高スタッフの西村です。

どんな撮影現場でも撮影だけに集中して周りを見ていないとお客さんにぶつかったり、他のセクションの機材にぶつかったり、最悪の場合ステージ上から落ちて怪我する可能性もあります。

カメラマン自身も気を付けて撮影するのは当然ですが、周りを常に見て先読みをするのもCA(テレビカメラアシスタント)に必要な技術だと思います。常に周りを見て今の状況を把握することは1番重要なことだと言っても過言ではありません。

様々な撮影現場の中でも格闘技の中継現場は1番周りを気にしていないと怪我してしまう可能性のある撮影現場だと思います。そこで今回は格闘技の中継現場での撮影時に注意すべき点をご紹介致します。

選手の導線は気をつける!

リング周りのカメラはよく移動して撮影場所を変えるのでリング周りにケーブルを落としたり巻いたりしています。リング周りは選手の導線でもあるので選手が通る時は引っ掛けないように気をつけなければなりません。

特に格闘技の選手は裸足なので踏んだだけでも痛く、それだけでも怪我する可能性もあるので邪魔にならないところにケーブルを落とすのはもちろんですが、選手が通る際はあまり動かさないだけでも引っかかる可能性は低くなるのでちょっとした気遣いも大切になってきます。

選手の入退場は特に周りに注意を!

格闘技では入場や退場する時はすごく盛り上がります。特に客中を通ってリングに上がる時はとても大変です。カメラマンは選手を撮りながら後ろ向きに歩くのでCAはケーブルを巻きながらカメラマンを誘導しないといけません。それに加えてお客さんにも当たってしまう可能性もあるので周りをしっかり見ないといけません。

特に花道からの入退場は気を付けないといけません。お客さんには当たらないですが、高さのある花道の上をカメラマンは10m以上も後ろ向きに歩きながら撮影するので、誘導するCAはとても重要な役割を担っています。

当然落ちたら怪我しますし、事故に相当するものなので試合が止まってしまう事もあり得ます。そのような無駄な時間を作らないためにもCAのサポートは必要不可欠です。

今回は格闘技での注意点をご紹介しましたが、その他の撮影現場でも注意点やルールなどたくさんあります。真剣に取り組んでいる選手の邪魔をするのは1番あってはならないことなので、こちらも気を抜かずに集中して取り組んでいます。何事も広い視野を持って行動できる方がより良い結果につながっていくので、今後もしっかり周りを見て行動していきたいと思います。

弊社では、プロレスの試合やスポーツ大会、ライブコンサート等の各種イベントの画だしや中継・収録、TV番組の収録やENGロケ、ミュージシャン・アーティストのPV撮影、ネットLAN回線なしでの生配信、動画編集など、映像技術や映像制作に関する業務に、幅広く対応できますので、まずはお気軽に電話・メールにてご連絡ください。

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