映像技術解説

撮影業務でも使われているLED照明について

皆さんこんにちは。撮れ高映像部スタッフのNAOTOです。

部屋の照明から机の照明まで、照明の種類は様々ですが、多くの方にとって生活する上で必要不可欠なものかと思います。

私も自宅で作業する場合は、机の上が多いのでデスクライトは欠かせません。既に使用されている方も多いかと思いますが、照明にはLED仕様のものが増えています。

テレビ番組・イベント・コンサートで使用する照明機材も最近はLED仕様のものが増えつつあり欠かすことができないものです。今回はLED照明についてご紹介します。

LEDとは?

LED(Light Emitting Diode)とは発光ダイオードのことで、電気を流すことで発光する半導体のことです。発光ダイオードを光源として作られているのがLED照明です。

白熱電球はフィラメントに電流を流して発熱させ、高温になることで発光するのに対し、LEDは電子と電子不足で発生する穴が結合して発生するエネルギーで直接発光させるため効率の良い発光方式です。

LED照明の特徴①~省エネ・寿命

白熱電球ではフィラメントの消耗が断線を招き、長時間の使用が困難になりますが、LEDではそのような消耗部分が無いため長寿命です。照明の寿命は一般用照明器具の光源として使用する場合、初期光度から70%落ちるまでの時間で表します。

白熱電球の寿命は約1,000時間に対し、LED電球は約40,000時間のため、交換の手間がかからないため、部屋の照明など、高い位置にある電球や交換がしづらい場所での使用に最適です。

白熱球は光がオレンジ色で、実は撮影で使用する照明としては使いづらく不向きです。また、LED照明は数年前まで高価で、光量も弱く照明機材としては不向きでしたが、現在は安価なものが増えて、照明機材として使用できる光量のものになりつつあります。

LED照明の特徴②~動画撮影で使いやすい

安価であるため品質も悪いと思いきや評判はかなり高く、撮影機材メーカーのNEEWERのCN-160 LEDビデオライトを始め、NEEWERの製品は安価と評判の高さから使用しているYouTuberも多いです。

これらの照明は持ち運びに優れ、コンパクトながらLEDが160球搭載されており、車のライトかそれ以上の明るさがあります。また、三脚穴が付いているので三脚やカメラのホットシューに取り付けられるという使い勝手の良さがあり、単三電池、カメラバッテリーで使用することも可能です。

LED照明1つで十分な光量があり、被写体に直接当てると白飛びしてしまうため、被写体付近の壁を照らして反射させることで光量を調節することもできます。また、2つを別角度から使用して被写体の影を消す演出も可能です。

照明機材が無くても動画撮影は成り立ちますが、照明機材の有無による差は大きく動画の質も変わります。照明機材の使用が自分好みの撮影方法を見出すキーポイントなるかもしれません。動画撮影等で照明機材の使用したことがない方や動画のクオリティにお悩みの方は、ぜひ使用を考えてみてはいかがでしょうか。

弊社でも照明機材の取り扱いがあり、照明機材を使用したENGロケ収録も対応可能です。また、ENGロケの他にも、スポーツ中継・ライブコンサート等のイベントでの画出し・中継・収録・ライブ配信などの映像技術の提供だけでなく、映像・動画の制作・編集なども対応可能です。

まずは、お気軽に電話メールにてご連絡下さい。

株式会社 撮れ高 (03-6274-8982)

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