制作実績

離島での旅番組のENGロケにカメラマンとして参加~様々な状況・環境に対応しながら撮影し貴重な体験ができました

皆さんこんにちは!撮れ高映像部の野尻です。

先日、離島でのロケ撮影のご依頼をいただき、カメラマンとしてロケに参加させていただきましたので、その業務内容についてご紹介いたします。今回のロケ先の離島は、人口130人程度の小さな島でした。

飛行機とロケ車を乗り継いで港まで行き、そこから船で船で90分程度かかりました。そのは火山島で、島にそびえ立っている山からは常に噴煙が上がっていて、島の至る所で温泉が湧いていました。ロケでは温泉をめぐったり、島の料理を食べたりする内容でした。

使用した撮影機材について

使用した機材は、SONYのカムコーダー『NX5R』と、海に入るシーンもあったので、JVCの『GZ-RY980』という防水カメラも使用しました。

カメラバッテリーはカメラ1台につき3本を使用しました。バッテリーは1本で約半日くらいは持ちます。収録メディアは128GBが2枚です。 メディアは制作さんにご用意いただくのですが、 2枚同時にRECできるので、撮影中はバックアップの為2枚同時回しです。音声収録についてはワイヤレスのピンマイクを使用しました。

カメラマンは2名(もう一名のカメラマンは他社の方です)、演者さんが2名で、一部のシーンで島民の方が出演する場面がありました。ENGロケの撮影業務は、カメラマン同士で何を撮るか取り決めをします。

様々な状況に合わせて自分が何を撮るべきか考えながら撮影

演者が2名だったので、一台は常に2ショットを撮ったり状況がわかるような広めの画角で撮るカメラ、もう一台は1ショットやモノの寄りなど、動き回るカメラにしました。

しかし、細かい動きを決めている台本などがない為、本番中は演者が離れて歩いたり自由に動き回る場面もあり、不測の事態が起こったりします。ただ、そういった動きの中で、不意に面白いことが起きたりするので気は抜けません!

なので、カメラマン同士でお互いにアイコンタクトやジェスチャーで、自分はどこを撮っていると合図し合いながら撮影しました。自分のカメラのファインダーだけでなく、演者の動きやもう一人のカメラマンの動きをよく見て、自分が何を撮るべきか考えながら撮影しました。

普段なかなかできない経験ができた貴重な撮影業務でした

またロケは、平坦な道だけではなく、船の上や波打ち際、竹藪の中、道無き道を歩いたり、条件が悪い中で撮影する場面も多々ありました。そういう場面では、カメラにストラップをつけて手首に巻いて、カメラを落としたり、傷をつけないように、細心の注意を払いました。

島には、3日間滞在して、撮影を終えた後は、島で採れるタケノコ料理や新鮮な刺身などたべたり、撮影の合間に温泉に入ったり、島を堪能することができました!

今回のロケでは、普段なかなか行くことのできない場所での撮影を、経験できた貴重な機会でした。こういった現場は、大変なこともありますが、その分、終えたときの達成感もひとしおでした。またこのようなロケがあったら是非また参加したいです。

撮影スケジュール