制作日記

映像制作解説~CMをより多くの人に見てもらうための理想的なタイミングなど

こんにちは。撮れ高 映像部の宮坂です!今回はCMついてお話します。

テレビ番組制作はスポンサーとの契約で予算を得て成り立っています

テレビ番組はジャンルや放送時間帯にもよりますが、ディレクターとプロデューサーによる企画立案の段階で様々な企業に売り込み、スポンサーとの契約をすることで資金(→予算)を得ています。

企業は、その番組のコンセプトやターゲット、放送時間帯などを考慮し、「自社製品の売り上げにつながる」などの”メリット”があるかどうかを判断します。もちろん多く出資すれば多くCMが流れることもありますし、製品の売り上げに繋がらないと判断すれば断ることもあります。そのため、「CMが放送時間に収まりませんでした」は絶対にあってはなりません。

CMを入れたい理想的なタイミングとは?

収録された番組を見ていると「いいところだったのにCM入った」と思ったことがあるのではないでしょうか?これは制作意図として「どこでCMを入れればチャンネルを変えられないか」と考え、盛り上がったところで、あえてCMを入れています。そうすれば企業も見てる人が多いタイミングで広告を流せます。

生放送の場合でも、「CMを入れたい理想的なタイミング」があります。セット転換や、出演者の移動、仕切り直す為には”放送にのらない時間”が必要不可欠です。その為「タイムキーパー」と呼ばれるスタッフはCMに入るまでの大まかなカウントダウンやCMに入れずに押している時間のカウントアップをしたり、番組全体の終わり時間までのカウントダウンなど”時間管理”をしています。

生”配信”番組は比較的時間の制約はありません

最近増えている生”配信”番組は比較的時間にとらわれません。生放送、収録にかかわらず時間で管理されているテレビと違い、配信はテレビで例えればチャンネルを持っています。「YouTube配信」やツイッターでの「公式アカウント配信」などは21時までの番組が21時30分まで放送したところで、後ろの番組に影響がないからです。クライアントからお金をもらって配信する為、CMもなく、CMに見えても、自分たちの別番組の宣伝や次回予告だったりします。

しかし最近増えている「インターネットTV局」では、番組表が作られていますし、関連したCMが流れる番組もあったりと、テレビ離れしている昨今の新しい放送形態として確かなポジションを得て来ています。

 

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