こんにちは。撮れ高 映像部 佐々木です。今回はバラエティ番組ついて話させていただきます。バラエティ番組となると大きなテーマになってしまうので、その中でも皆さんも良くバラエティ番組で目にするテロップに注目していきたいと思います。近年ではインターネットの普及により、テレビを見る方やテレビを持っていないという方が増えてきてますが、今の日本には沢山のバラエティ番組があります。地上波だけに限らず、ネット番組や地方番組にも数多く存在します。そして、そこで皆さんが何気なく目にしているものがテロップです。
バラエティ番組で使われるテロップとは?
テロップはテレビを見ている時に内容をわかりやすくしているものです。例えば、タレントさんの喋ったコメントや画面に映った物のを簡単に説明するときによく使われています。
元々、テロップとはテレビジョン・オペーク・プロジェクターの略語であり、アメリカで開発された機器のことをいい、画面にテレビカメラを通さず文字を映し出す装置のことを指してました。ですが、そこから転じて映し出す字幕の事を指すようになり、最終的にテロップそのものが字幕という意味で使われるようになりました。
各バラエティ番組によって、文字の出し方や字体などが違い、どの番組も視聴者の方により分かりやすく伝えられるようにテロップを作っています。ただ字を入れているだけでなく、場面に合うフォント、背景にあった色やグラデーション、視聴者に読みやすいように字を入れるため、ドロップシャドウ(影)を使っていたりと沢山の工夫が施されています。
字間や色によって心理的表現もできます
字間を詰めることにより、力強く、活発で忙しい印象になり、逆に字間を広げると繊細でゆったりとした印象になります。字間を詰めるだけでは勢いが足りない時は、文字を斜めにすることによりさらに勢いが出るため使われることも多いです。
バラエティ番組のテロップは沢山の色が使われており、タレントさんにより色を決めていることが多いです。その中でもタレントさんが気になる発言をした時、文字を大きくしたり、影の色を変えることにより注目させます。また、ネガティブな発言や暗い雰囲気の場合には文字の色、を上から下に暗くしていくグラデーションが多く使われています。視聴者の方は意識せずにテロップを読んでいる方がほとんどだと思いますが、心理的に色や形を変えて、タレントさんの言葉が印象に残るように作られています。
一見簡単そうに見えるテロップでも、映像作品に使われている文字はほぼ全て、手が加えられており、雰囲気に合わせて作らなくてはいけないため、時間をかけて作っています。ぜひテロップの使われている映像作品を見る際は注目してみてください。
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