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映像技術解説~移動車にアシスタントとして付く際の『ケーブル介錯』について

こんにちは、撮れ高スタッフの宮坂です!

今回は移動車にアシスタントとして付く時のケーブル介錯についてご紹介します!

ケーブル介錯とは?

もともと介錯には「世話をする」「手伝う」という意味があります。映像技術における「介錯」とはケーブルが絡まないようにすることや、絡んだら解くことを言います。

また、「移動車」はレールを敷いて台車や三脚を乗せたり、人も乗ることがカメラ台車のことを言います。これはドラマでもライブイベントでもよく使われます。ただし、ライブイベントとドラマでは移動車の進むスピードは全く違います。

ドラマで移動車が使われる場合

ドラマで移動車が使われる場合、スピードが速かったり、逆に遅かったりと様々です。特に緊迫してるシーンのお芝居では現場自体が静かになりますが、その際ケーブルを介錯する音が録音されてしまうといけないので、ドラマでの移動車のケーブル介錯はどのシーンも緊張します。ケーブル本数はあまり多くはないですが、ドラマの現場は新鮮で面白いです。

ライブイベントで移動車が使われる場合

ライブイベントの移動車の場合、レールが引かれる場合が多々あります。数十メートルのレールの上を移動車が走ります。ケーブル介錯は1人で付くこともありますが、基本的には2人で付いて交代したり、役割を分けてやっています。

ケーブルを巻く時に多少であれば音を出しても大丈夫ですが、バラードなど曲によっては音を出せない場合が多く、その時は特に集中が必要でとても緊張しますが、その緊張感が個人的には好きです!

移動車は曲に合わせて進みますが、小さく巻くとケーブルがヨレたりねじれたりしてしまうので、基本的には大きく巻きます。そうすることによってケーブルを出す時も出しやすく絡みにくくなります!

また、JPOPのコンサートでは、曲調の4拍子に合わせてリズムよく移動車が動くこともあります。演出により直前までレールの端から端まで長い距離を動いていたのに、急に小刻みになったりもします。

また、1人でケーブル解釈をやる場合は、手で八の字巻きをしたり、レールの真ん中くらいでケーブルを止めて、巻かなくも済むように工夫したりして対応します。

緊張や苦労も楽しみつつ円滑にカメラの動きをサポート

円滑にカメラの動きをサポート出来るのか考えてセッティングするのがCA(カメラアシスタント)の仕事です!

普段は手袋を着けていますが、途中で熱くなって外したり、早いスピードで移動してる時はやはり多少のグリップでもケーブルがうまく巻けなかったりする場合があるので、手袋なしでやる場合もあるので、終演後は本当に手が真っ黒になっています。

苦労も多いですが、移動車自体はステージに一番近いところに設置されることも多いので、とてもやり甲斐があり、緊張も楽しみながら業務に励んでいます!

株式会社 撮れ高 (03-6274-8982)