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報道CAの2年間で学んだこと〜現場で身につけた安全・スピード・判断力

こんにちわ、撮れ高映像部の孫です。

カメラアシスタントといっても、実はさまざまな種類があります。写真撮影の現場もあれば、映像撮影の現場もあります。今回は、その中でも自分が2年間、大阪のあるテレビ局で経験してきた「報道カメラアシスタント(CA)」の仕事についてお話ししたいと思います。

報道カメラアシスタントとは──現場を支える縁の下の力持ち

報道CAは、ニュース取材の現場でカメラマンをサポートする仕事です。主な業務は、機材の準備・運搬、バッテリーの交換、三脚の設置、音声ケーブルの管理、照明の補助など多岐にわたります。

ただ機材を運ぶだけでなく、カメラマンが撮影に集中できるよう、「次に何が必要か」を先読みして動くことも大切な役割です。特に報道現場では急な予定変更や時間との戦いになることも多く、スピード感と状況判断力が常に求められます。。

忘れられない取材①──緊張感の中で学んだ「現場での冷静さ」

2024年11月、北九州で発生した痛ましい事件の取材がありました。当時、自分は翌日が休みで、教習所の予定を入れていました。しかし土曜の夜に会社から連絡が入り、翌朝3時に出勤して大阪から北九州へ向かうことになりました。

担当していた番組は「情報ライブ ミヤネ屋」。現地に到着したのは事件発生から2日後の朝でしたが、現場にはまだ緊張感が色濃く漂っていました。当時はまだ容疑者が特定されておらず、夜の取材中にカメラマンから「後ろも気をつけて見ていて」と声をかけられたことは、今でもはっきりと覚えています。

報道の現場では、ただ撮影をするだけでなく、安全の確認や周囲への注意が非常に重要だと、この取材を通じて強く感じました。現場特有の緊張感の中で冷静に動くことの大切さを、身をもって学んだ経験です。

忘れられない取材②──被災地で感じた「人の温かさ」と報道の意味

もう一つ印象に残っているのが、能登半島地震の被災地取材です。自分が現地へ赴いたのは、震災から約1年後の2024年12月と、翌2025年12月の2回でした。それまで大きな震災の現場を実際に訪れた経験はなく、正直、不安と緊張を抱えながら向かいました。

現地へ続く道路は、これまで目にしたことがないほど損傷が激しい箇所も多く、改めて震災の規模と影響の大きさを肌で感じました。

一方で、取材を通して最も印象に残ったのは、人の温かさでした。互いに支え合いながら前を向く方々の姿や、各地からの応援に関するエピソードを聞く機会が多く、厳しい環境の中でも力強く生きる人々の言葉が心に刻まれました。報道の仕事は、事件や事故を伝えるだけでなく、人の思いや地域のつながりを届ける仕事でもあると、この取材で強く実感しました。

2年間で気づいたこと──報道現場が教えてくれた「本当に大切なもの」

報道カメラアシスタントを2年間経験して感じたのは、「機材を扱えること」はもちろん大切ですが、それだけでは足りないということです。

自分の中で、報道現場での優先順位は「安全 > スピード > 映像の美しさ」だと思っています。現場では、カメラマンが何を捉えようとしているのか、このニュースにはどんな映像が必要なのかを常に考えながら動かなければなりません。

スタジオ番組や音楽番組では、映像の美しさや演出がより重視され、カメラ台数も多いため、万が一のミスをほかのカメラでカバーできる場面もあります。しかし報道現場では、多くの場合、カメラマン・カメラアシスタント・記者の少人数チームで動きます。その瞬間を撮り逃したら、同じ場面は二度と訪れません。

だからこそ、現場には独特の緊張感があり、その緊張感の中でこそ学べることが数多くありました。この2年間の経験を糧に、これからも現場で成長し続けていきたいと思っています。

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