こんにちは。撮れ高デスクスタッフです。今回はテレビスタジオ収録におけるカメラマンのチームワークについて書いてみようと思います。
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個々が“上手く撮る”より、番組全体を“成立させる”ための連携
スタジオ収録のカメラは、ロケでのワンオペ1台撮影とは異なり、少なくても5台、多い場合は10台以上のカメラで番組を撮影します。その中で最も大切なのは、個々の技術や自己主張ではなく、野球やサッカーなどのスポーツにも通じる「チームワーク」です。自分の技を前面に出そうと躍起になるのではなく、周囲との阿吽(あうん)の呼吸や息の合った連携、そして互いに助け合う姿勢こそが、番組全体の完成度を高めることにつながります。
自分の撮る画だけでなく、他のカメラが何を撮っているか把握することの重要性
スタジオカメラマンに求められるのは、自分の撮る画に集中することだけではありません。他のカメラが今何を撮り、次に何を狙っているのかを常に把握することが、番組を円滑に進行させるうえで非常に重要です。複数台のカメラで構成されるスタジオ収録では、画が重なりすぎたり、同じサイズ・同じ方向の画が並んだりすると、スイッチングの幅が狭まり、番組全体の表現力が損なわれてしまいます。
そのためカメラマンは、「送り返し」と呼ばれる、スイッチャーが現在テイク(選択)している画を確認しながら、自分の役割や守備範囲を意識し、今その場に求められている画を素早く判断し、反応して撮ることが求められます。自分の画だけに集中するのではなく、常に全体を見て考え、動くこと。それが、スタジオカメラマンとして信頼されるチームプレーにつながります。
良いカメラチームは日頃のコミュニケーションから生まれる
このように、数人のカメラマンで構成されるカメラチームが円滑に番組を撮影し、良い作品に仕上げるためには、日頃からの良好なコミュニケーションが欠かせません。もちろん、収録前に行われる「カメラ打ち」と呼ばれる打ち合わせでの意見交換や役割の確認も重要ですが、それだけでは十分とは言えません。
収録中のちょっとした声かけやアイコンタクト、インカム越しのやり取り、さらには現場外での信頼関係の積み重ねがあってこそ、瞬時の判断や柔軟なフォローが可能になります。こうした日常的なコミュニケーションの積み重ねが、チーム全体の連携力を高め、結果として番組の完成度を大きく左右します。
良い現場では「ありがとう!」が自然に飛び交います。これは、お互いに必要なところを補ったり、補ってもらったりしたときに、咄嗟に出る言葉です。こうした姿勢を考えると、自然と頭に浮かぶのが、あの言葉です。
「One for all, all for one」
「一人はみんなのために、みんなは一人のために(または一つの目的のために)」チームワークによって、良い番組が完成したときの喜びは、何物にも代えがたいものです。皆さんもぜひ、私たちと一緒に素晴らしいチームワークの輪に入り、番組を作り上げる一体感を味わってみませんか?

