皆さんこんにちは!撮れ高映像部の三浦です!
先日、愛知県で開催されたヒップホップフェスの生放送のご依頼をいただき、CA(カメラアシスタント)として参加させていただいたのですが、このイベントの事前準備〜当日の様子を、前々回からブログで3部作にして綴っています✍🏻
前回のブログでは、現地入り〜仕込み日の様子について書きましたが、今回は第3部【本番当日編】として、ついに迎えた本番当日の様子や業務内容について書きたいと思います!
まだの方はぜひ前回・前々回のブログから読んでいただけると嬉しいです!✨
関連ページ(オンエア情報):ヒップホップフェス『AH1』の生放送にてSW・撮影業務を担当
ついに迎えた本番当日!朝から開演に向けて怒涛の準備
ついに迎えた本番当日!
私たち撮影スタッフは7:00に現地に集合し朝礼をしました。
急遽、この日の朝礼で私が話すことになりました。緊張はしたものの、前日の夜に書いていた”朝イチでやることリスト”に助けられ、無事に挨拶と最初の動きの指示を出せました。
11:00の生放送開始に向けて行った主な業務内容は、下記の通りです。
①前日から持ち越した仕込みを完了させる
具体的には、ケーブルをカメラの配置場所まで引き切る、ジンバル用の受信機を立てる、ステージ上の固定カメラの設置など、前日に仕込みきれていなかった作業を行います。
また、クレーン、パットレール、長玉(放送・業務用で使用される、箱型の筐体に収められた超望遠のズームレンズが付いたカメラ。客席後方に多く配置される。)なども組みます。



②インターン生の対応
本番当日は現地の専門学生の方が数名参加してくださったので、別途集合してもらい、今回お願いしたいことについてなど説明し、軽く質疑応答をした後で本隊に合流していただきました。
専門学生とはいえ、ライブでのCA(カメラアシスタント)の経験がある方もいたので、経験値に合わせて配置するなどなるべく負担がかからないように工夫をしました。
③本体収録のカメラのRECを回す
基本はベースで収録していたのですが、数台はカメラ本体収録でしたので、本番直前にRECを回しました。
いよいよ生放送スタート!裏ではバタバタ…!?
11:00、ついに生放送スタート!
生放送が始まると、他のCA(カメラアシスタント)はそれぞれ自分の割り当てられたポジションに付きます。私は今回CA(カメラアシスタント)チーフでしたので、舞台袖にあるCA(カメラアシスタント)ベースで、常に対応できるようにインカムを聞きながら待機し、何かあればすぐに動きます。

またモニターで放送されているカメラの画を見て、カメラ(特に無人カメラ)に異常が起きていないかなどもチェックします。更には、ジンバルのバッテリー交換などもここで対応します。

ここで本番中に起きた様々な事例をいくつかご紹介します。
・CA配置の結果
第1部【事前準備編】でCA(カメラアシスタント)の配置やシフト表の作成について書きましたが、今回は気になる結果についてです。
結論から言うと、全く計画通りに行きませんでした…😭
まずCA(カメラアシスタント)配置についてですが、各CA(カメラアシスタント)の強みが全く発揮されないポジションにしてしまっていました。
例えば
・ケーブル捌きが得意な方→ドリー(三脚に付けるキャスター)
※演者に合わせて動くため(更に今回は十分なリハーサルもなく、動きがぶっつけ本番なのもあり)、捌けないとカメラが思った通りに動けないから
・まだ慣れてない方や体力が強みな方→クレーンやパットレール
※ケーブルが重かったりずっと動いていなければいけないけれど、捌く必要がなく動きも前後もしくは左右なので単純だから
などです。これらによって、カメラマンさんからもご指摘をいただき、途中で大幅に配置を変えることにしました。それぞれ、ここまでの動きや強みを見て、改めて配置した結果、カメラマンさんもCA(カメラアシスタント)も、各々得意不得意はありながら、やりやすい環境になったのではないかと実感しました。
・休憩回し
こちらも結論から言うと、シフト表の通りにはいきませんでした。
前々回のブログ(第1部【事前準備編】)にて、
「今回のイベントは本番が長時間に渡ることや、猛暑の中での野外フェスだったため、全員均等に適宜休憩を回す必要がありました。休憩要員の方が休憩に回る時間やタイミングを、全員が可視化できるように表を作成しました。」
と書きましたが、いざカメラマンさんの休憩を回すとなると、「○カメを優先して休憩回そう」などと現地で変わることも多く、更に変更したことを全体に共有しきれなかったことが原因であり、その共有などの全体管理の役目を果たせなかったことが反省点でした。
他にも細かいことは沢山あったのですが、大きなトラブル等は発生しなかったことはとてもよかったと感じました。ここでの反省点は、猛暑の中出先で頑張ってくださっているスタッフの気持ちにもっと寄り添うことが大切だと感じました。
撤収
本番が終わると、即座に撤収に入ります。
ここではひたすら仕込み日に引いたケーブルを巻いたり、出した機材を元に戻します。
素早く撤収しながらも、機材など無くなっていないか個数をしっかりチェックし、収録データが入ったSDカードもきちんと回収します。
全て終わったら、最後はトラックに積み込む搬出作業をしてようやく1日が終わります。
どの現場もそうですが、長いようでとてもあっという間に過ぎていきます。
本番を終えて
この期間、失敗も多くたくさんのご指摘を受けました。降りかかってくる業務の多さに驚き、プレッシャーに耐えられず涙を流す夜もありました。でも当日は、周りのスタッフの皆さんのご協力があり、お客さんの楽しむ姿を見て、なんとか笑顔で本番を終えることができました。
帰京した後に社内で反省会を行い、自分自身本当に反省点が多くあることを実感しました。しかし、これらの経験を今後に活かし、来年、更にパワーアップした自分でこのイベントに携われるように、周りの方への感謝を絶対に忘れずに、日々頑張っていきたいと思います。

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