制作実績

駅伝大会中継業務にCAとして参加~スタートとフィニッシュの中継ポイントの撮影をサポート

みなさんこんにちは!撮れ高映像部の河野です。

先日、駅伝大会の中継業務のご依頼をいただき、CA(カメラアシスタント)として参加させていただきましたのでご紹介いたします。

スタートとフィニッシュの中継ポイントのCAを担当

私はスタートとフィニッシュという、重要な中継ポイントのアシスタントを担当させていただきました。この駅伝中継は大変注目度が高いため、スタートもゴールも、選手の皆様や視聴者の方々がドキドキするポイントだと思い、無事に中継を終えるという責任を感じながら業務にあたりました。

機材の準備・仕込みは想像を遥かに超えた大掛かりなものでした

スタートとフィニッシュ共に、機材の準備・仕込みは、建物に設置してある端子盤からカメラ位置までケーブルを引くのが主な作業でした。1台のカメラを持ち2箇所に移動して撮影するカメラ、イントレ(鉄の棒で作られた足場)から撮影する大きいカメラなど、様々な場所にカメラが散らばっていたため、地下鉄の駅構内を通ってビルの周りをケーブルが囲むといった、大掛かりな配置でした。

業務は仕込みと本番を含めて4日間に渡りました。最初の2日間はスタートの中継のための仕込みとリハーサル、残りの2日間は、本番2日間とフィニッシュの仕込みとリハーサルを同日に行うスケジュールでした。私自身初めてのことばかりで、何も分からないまま作業を開始しましたが、沢山の撮影スタッフの皆様の力をお借りして、様々教えていただきながら作業しました。

後ろ向きで走りながら選手を撮影するカメラマンをサポート

本番では、スタートは選手たちのウォーミングアップの様子とスタート直後の走っている様子を撮るカメラマンに付き、フィニッシュではゴールテープを切って走ってくる選手を、後ろに走りながら撮影するカメラマンに付きました。本番中の私の仕事はケーブル捌きはもちろんのこと、カメラマンが無事に安全に撮影できるように誘導することも仕事の1つでした。

特にフィニッシュは沢山の関係者の方々が近くにいるので、選手を撮りながら後ろに走るカメラマンが怪我をせず、周りに当たらないようにするという点を大事にしました。この場面では、私はケーブルを捌く時間はないため、もう1人別のアシスタントの方が付いてケーブルを捌いていました。

そしてケーブル捌く方も、ただ捌くだけではなく、走って撮影するカメラマンと私が見える位置で捌き、ケーブルが引っかかったりすることがないように気をつけないといけないという、とても重要なポジションでした。きちんと周りを見て業務にあたることが大切なのだと、改めて感じました。

多くの人たちの力で番組を見る事ができるありがたみを実感

今回の中継では伝送ケーブル(撮っている映像を中継車に送るケーブル)を必要とするカメラが7台と、ワイヤレスで色々な場所へ移動しながら撮影するカメラが1台の計8台での撮影でした。もちろんこのカメラ8台分を1人でアシスタントするのは到底不可能です。また、アシスタントだけでは撮影は出来ませんし、音を録る人がいなければ無音になり、撮影だけしても、中継するための設備と人がいなければ番組が成り立ちません。

だからこそ沢山の人の力が必要であり、私たちが普段何気なく見ているテレビは、そういった力が1つに合わさって初めて放送されていることを改めて痛感しました。今後中継を見る際はそういった裏側も意識して見てみようと思います。

弊社では、スポーツ中継以外にも、ライブコンサートやテレビ番組などの撮影・収録、企業向けのネット配信、ENGロケ、MV制作など、映像に関する業務について幅広く対応可能です。お気軽に電話メールにてご連絡ください。お待ちしております!

株式会社 撮れ高(03-6274-8982)

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