こんにちは、映像部の小中です。
先日、某恋愛リアリティーショーの撮影の発注を受け、韓国ロケに行く事になりました。弊社には、韓国語と日本語を喋る事ができる、現場経験豊富なカメラマンが2名おり、韓国の撮影技術会社とも繋がりがあるため、スムーズな韓国ロケを実現する事が可能です。
今回、1年目の私は、事前準備を担当させていただきましたので、その中で行った『カルネ申請』と『動産保険』についてブログにして紹介したいと思います。
日本から海外へ機材を持ち出す際に必要な『カルネ申請』
カルネ申請とは、物品の輸出入にかかる税金を免除してもらうために、事前に、仕事で使う物品である事を申請することです。不備があると、お金を無駄に払わなければならなくなったり、最悪の場合には拘束されたり、物品を没収されてしまう事もたるため、注意が必要です。
関連記事:カルネ申請書類の書き方など発給までの手続きについて
カルネ申請の手順
- 日本商事仲裁協会のHPにアクセスしオンライン申請利用登録(仮登録)を済ませる。
- 送信されてきたメールから登録者申請書類を作成、印刷する。
- 必要書類4点を日本商事仲裁協会カルネ事業部宛に郵送する(登録者申請書類、登記事項証明書、印鑑証明書、最新の決算報告書※表紙に社印の押印が必要です)。
- 送付された書類に沿って、カルネ電子申請システムにログインして物品の情報を入力して送信する。
- 郵送を希望しなかった場合は、発給完了後、カルネ電子申請システムのトップページにある引換書印刷をクリックし、印刷したものを直接教会へ持参する。
申請画面ステップ1の、『カルネ発給の支払いについて』という項目や、ステップ3の『物品表のシリアルナンバーが合っているかどうか』の確認は特に重要です(レンタル機材の場合、同じシリアルナンバーの物を当日貸していただけるように念を押しておきます)。
日本のレンタル機材を海外で使う際に必要な『動産保険』について
『動産保険』については、聞き慣れない方も多いかと思いますが、日本で機材をレンタルする際は、ほとんどの場合加入が必要です。動産保険にも種類がありますが、今回契約するのは『海外特約付きの特定動産契約方式』の動産総合保険で、物品1つ1つに対して期間を設けて保険をかけるというものです。物品のシリアルナンバーが必要になるため、事前に用意が必要です。弊社では三井住友海上さんの動産保険に加入させていただきました。
また、賠償責任保険や携行品保険では対応できないのか、疑問に思われる方もいるかもしれませんが、この2つは、レンタルした機材に対しては効力を持たないため、基本的には、動産総合保険に別途加入しなければなりません。
弊社では、海外ロケ撮影依頼の他、TV番組の収録、ライブやスポーツ等各種イベントでの画出しや収録、ENGロケ、ネット配信、MV撮影、動画編集など、様々な分野に柔軟に対応できますので、まずはお気軽に電話・メールにてご連絡ください。お待ちしております!
株式会社 撮れ高(03-6274-8982)