映像技術解説

ロケで使用した特機のご紹介~ジブクレーンとスライダー

こんにちは!撮れ高映像部の吉田です!

今回は、先日参加したロケで使用した、特機『ジブクレーン』と『スライダー』についてご紹介したいと思います。

ジブクレーンについて

※ジブクレーンの説明は過去のブログでもご紹介しています。

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普通の三脚は水平器が一点に対して、ジブクレーンは、3つ水平器がついており、3点全て水平を保たないとカメラが安定しない仕組みになっています。手を離すと勝手に動いたりしてしまうので、注意が必要です。カメラを設置する際は、クレーンの先にカメラをつけて、クレーンの後ろには、重りをつけ、手を離してもカメラが安定する様に調整します。ジブクレーンは、縦、横、斜めとあらゆる方向にカメラを動かせるため、動きのある画や、高さも出せるのが特徴です。

通常のカメラセッティングよりも、少し時間がかかってしまうので、早めに準備することが必要です。また、ジブクレーンは、重りが付いていて、物や人に当たってしまうと危険なので、カメラアシスタントは、周りを見て当たらないように気をつけなければいけません。

ジブクレーンに三脚にドリーがついている場合、移動する時は転がせば良いで楽ですが、クレーン自体は大きいので、2人以上で動かすことを徹底しないと、倒れたりするので危険です。

スライダーについて

三脚を2脚使用し、そこに橋をかけて橋の上でカメラを移動させて撮影するイメージです。

スライダーを準備する時の注意点は、左右の高さがずれていると、うまく水平にカメラを滑らすことが出来ず、引っかかってしまい、良い画が撮れなくなってしまいます。そのため、どの三脚などでもしなければならないのですが、水平器を常に見ておかないと、撮影が開始してから、撮影を止めて直さないといけないため、注意が必要です。

クレーンとスライダーの違い

クレーンは、自由自在に動けるため、様々な画の種類が撮れますが、360度動けるため、直線の画を撮るのが難しいです。それに対してスライダーは、横の動きしか出せないですが、高さがブレることなく動けるのが違いになります。

弊社は、こういった動きのある画の撮影も得意としていますので、是非お声かけいただければ幸いです。

弊社では、ライブコンサートやスポーツイベントなどの撮影・収録・中継のの他、テレビ番組の収録、ENGロケ、ネット生配信、MV制作など、幅広く対応しております。お気軽に電話メールにてご連絡ください。お待ちしております!

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