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ゴルフ中継現場にCAとして参加〜現場での業務や天候への備えについて

みなさんこんにちは!撮れ高映像部スタッフの小林です! 今回はゴルフ中継のご依頼をいただき、現場にCA(カメラアシスタント)として参加させていただきましたので、ご紹介いたします。

業務に入る前にホールの場所をしっかり把握

ゴルフ中継の現場では担当ホールによってセンター(機材の溜め場)が分かれており、私が担当した16Hの溜め場は、メインの溜め場からかなり離れていたため、毎回の移動に苦労しました。配布される資料に地図が記載されていますが、実際の道順を覚えていないとかなり厳しいです。どのホールがどこにあるかを、ある程度把握した方が、セッティングの際のケーブル這わせや撤収でもラクになります。

ゴルフの中継現場でのCAの業務内容

仕込みは広大なゴルフ場を、カメラケーブル、音声ケーブル、LANケーブル、電源ケーブルを地面だけではなく、木の上に吊るしたりしながら大元の小屋から中継車まで広いゴルフ場を途中でジョイント(繋げること)を何度もしながら配線します。

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本番はゴルフの配置ポジションにもよりますが、カメラマン1人に対してカメラアシスタント2人がかりでTEE受け(一打目)をカメラで追うポジションを担当しました。2打目を打つ時に選手の背後に回り込む為素早くケーブルを引っ張って弛まないように地面に這わせていきます。

次の選手が打つときには次のボールの位置にスタンバイしておきたいのでまた素早く背後に移動します。注目選手を追うときはずっとついていくので私たちも一緒に移動しておりました。常にカメラマンの動きに合わせてケーブルを引っ張り移動するような形です。毎回落ちるボールの位置によって動きが違うためその場の的確な判断が必要となりました。

撮影時に注意した点

1.選手がショットを打つときは物音を立てない。

ゴルフ中継の定番ですが、選手と同じ目線に入らない(しゃがむ)よう注意します。

2.素早くケーブルを回収して次のショットに間に合わせる

この場面では、もう1人のカメラアシスタントの方との息が重要になります。事前にしっかりと打ち合わせを行い、収録中のケーブル回収タイミングはアイコンタクトやジェスチャーなどを行います

3.ケーブルを選手が跨ぐので躓かないように常にピンとさせる

ケーブルをいつでも伸ばせるように五本束くらいに持っておきます。

以上特に3点このようなことを注意しておりました。

ゴルフ中継はあらゆる天候への備えが大事

今回の業務はセッティングからバラシまで5日間参加させて頂きましたが、その期間中も天候の変化が激しく、日が差していても雨が降っていたり、急な雷雲の発生、突然の豪雨、と振り回されることばかりで、その度にカメラに雨対策のカッパを装着したり、急な気温の変化によるレンズの曇り、直射日光によるカメラの急激な温度上昇を抑えるためにウエスをかけたりと、迅速な対応に追われることが多かったです。

一方で、カメラアシスタント自身の対策も忘れてはなりません。暑さ対策には汗拭きシートや制汗スプレーは必須です。また野外フェスのようにステージの影になるようなものも場所によってはないので、日焼け対策としてアームカバーが必要です。

また、芝や土が多い現場において雨は天敵です。傾斜が多いため滑りやすく、また芝に付着した水滴で靴もすぐ濡れます。ですので防水対策がしっかり施された現場向けの作業靴を持っていくことを、履いていく靴と予備の靴を合わせて2足持っていくことも大切です。特に、夏の時期のゴルフ場は様々な虫がいるので虫除け対策も絶対必要です。

天候が変わりやすい分体温調節も難しいですが雨への対策でカッパ上下は絶対に必要です。ゴルフ中継は体力的にきつい部分が多いですが紹介した対策をするだけでだいぶ過ごしやすくなります。ゴルフ中継に関わらず、野外での対策は自分自身のためにも重要になってきます。

弊社は、スポーツ中継の他、ライブコンサートや各種イベントの撮影や収録、ネット配信、映像編集と、幅広く対応しております。まずは、お気軽に電話メールにてご連絡ください。 

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