映像技術解説

システムカメラに新たな時代到来!super35センサーを搭載した『SONY HDC-F5500』

皆さんこんにちは、撮れ高撮影部の平良です。

最近、自分の周りのSNSで、アプリを使って加工したコントラストの綺麗な写真や映像をアップしている知り合いが増えています。「カメラ買ったよ!」という連絡を貰ったりする事があり、映像業界でない人でも写真や映像に対して目が肥えている人が増えている印象です。テレビのようにパンフォーカスではっきり写っている映像より、深度の浅いボケ味がある画を好む人が増えており、我々の仕事でもそのような制作が増えています。

そんな中、12月にソニーからマルチフォーマットポータブルカメラ「HDC-F5500」の発売が発表されました。映像業界の人からすれば、やっとか!といった反応が多い発表でしたが、待っていた業界人も多いかと思います。今回の記事では、HDC-F5500カメラについて紹介していきたいと思います。

新しいシステムカメラ HDC-F5500

テレビ番組のスタジオ撮影やライブ中継、コンサート収録の現場で使用されるカメラは、システムカメラと呼ばれるカメラを使用している事がほとんどです。今回紹介するHDC-F5500もシステムカメラに該当します。ただ、このカメラは今までのシステムカメラと大きく違う特徴を持っています。それは「センサーサイズの大きさ」です!

普通、システムカメラのセンサーサイズは1インチ以下のサイズが多く、ボケ味を活かした映像制作よりは、パンフォーカスではっきり見える映像制作を得意としていました。ただ、今回発売が発表されたHDC-F5500は、super35センサーを搭載しており、そのサイズは24×14(mm)で、以前までのシステムカメラの数倍も大きなセンサーを積んでいます。その他にもグローバルシャッター機能や8ポジションのNDフィルターなど多くの機能も搭載しておりますが、今回は割愛させて頂きます。

では、システムカメラに大判センサーが搭載される事で、映像業界的にはどのような影響があるのでしょうか?こちらについて説明していきます。

コンサート収録やドラマ撮影でその描写力を発揮

そもそもsuper35センサーとは、その大きなセンサーとそれに対応したレンズの描写力を活かして、映画撮影をメインとしたカメラに搭載されていました。ただ、近年ではsuper35センサーやさらに大きいフルサイズセンサー等を搭載した小型カメラ等も増えており、コンサート収録やドラマ撮影にもsuper35センサーを搭載したカメラが使用される事が増えました。

ただ、そのようなカメラをコンサート収録などの現場で使用する場合は、VEが映像の明るさや色味、その他様々な設定を管理しているシステムカメラと混ざる事により、管理や現場のオペレートが煩雑になり、現場的にも少し負担が大きくなってしまう事がありました。それでも大判センサーによる描写を活かしたい為、多くのシステムカメラと組み合わせて大判センサーカメラが使用される現場が多いです。そんな中、super35センサーを積んだシステムカメラHDC-F5500の登場は、もう言わずもがなだとは思いますが、多くの制作現場で活躍する事間違いなしだと思います!

中継システムの一貫した管理を行いつつ、映像は大判センサーを活かした描写力を残す事が出来るので、大規模コンサート収録の現場やドラマ現場のスタジオマルチ収録の現場に大きく組み込まれていくと予想します。早ければ年末のコンサート収録現場や特番撮影で使う機会がありそうなので、今から楽しみです!

弊社ではボケ味のある、まるで写真のような綺麗な映像制作を得意としております。映像機材の日々の進歩にもアンテナを張ってチェックする事で、常に最先端の映像制作を行えるようにスタッフ一同勉強しております。まずはお気軽にお電話ください。

株式会社 撮れ高(0120-013-315)