映像技術解説

生配信番組に使用する機材について~無線回線による映像中継装置が人気

みなさんこんにちは、撮れ高映像部スタッフの平良です。今回のブログでは、最近よく目にする生配信プログラムの動画放送について解説します。

ニッチなコンテンツのCMに有名人が起用される時代に

調べてみると、2010年のニコニコ生放送の誕生を皮切りに、もの凄い速さで急速に成長していったネットでの映像番組業界は、2017年9月現在、ネット系メディア媒体として次世代への担い手となりつつあります。地上波が万人受けする番組を制作することが多い中で、ネット系メディアは、比較的ニッチなものに焦点をあてて作られている印象があります。中でも日本の誇るべき文化のアニメやゲーム(アプリゲーム含む)業界の成長は目まぐるしく、少し前には考えられなかったような、大物タレントやジャニーズタレント、アイドルなどをテレビCMにも起用しています。

また当社でも多く制作させて頂いていますが、イベントの生配信やニュースサイトの番組配信も多くなっており、テレビとは一味違った双方向でのコミュニケーションがとれる点が魅力です。タレントさんに自分のコメントが読んでもらえるなど、普段ではありえないようなサプライズもありますが、そんな生配信番組というのはどのように作られているのでしょうか。

生配信番組に使用する機材とマルチビットレコードについて

大きく分けると、下記が必要です。

  • 出演者
  • ビデオカメラ
  • パソコン
  • 配信するためのネット環境(無線の場合は映像中継装置)

昨今ではユーチューバーの登場などがニュースなどでも話題になっていますが、やはり番組を作るという観点から鑑みると、出演者は大切なファクターです。配信番組とは言えど、大物芸能人が出演するとなると視聴者数も伸びる傾向にあります。

ビデオカメラに関しては、撮影をする訳ですから必須ですが、やはりなるべく綺麗な映像を視聴者に届けるためには、4Kまではいかずとも、高画質で高性能なプロ機材を使うに越したことはありません。また視聴者の視聴している環境によって、それぞれ電波環境が変わってきますので、地下などの電波が届きにくい環境で視聴している人と、2Gbpsの光環境で視聴している人とでは画質の差が出てしまいます。

配信している側の環境がシングルビットレートというエンコード方式の場合は、上に述べた状況の人たちでも、同じレートでの画質になってしまいますが、最近ではマルチビットレートというエンコード方式を用いて、視聴者の回線県境に合わせて、自動的に高画質や低画質を判断してくれる機能を使用した配信が多くなってきています。

皆さんがユーチューブなど使うときでも、始まりは低画質で始まって、再生していくうちに自動で勝手に高画質に変わる経験ございませんか?まさにアレです。

生配信に使用される映像中継装置

特にライブユー(LiveU)や、ティーヴィーユー(TVU )といった、無線回線による映像中継装置が特に便利で人気です。複数あるSIMポートに最大12回線も引き込めるので、生中継の最中に回線が途絶えてしまう危険も少なく、最近では当社も一番利用しています。

当社には経験豊富な、スイッチャー、VE(ビデオエンジニア)、カメラマン、音声が多数在籍しています。是非ご相談やお見積りだけでもお気軽にお問合せ下さい。CM、プロモーションビデオ、VP(ビデオパッケージ)、企業PR、MV(ミュージックビデオ)など幅広く映像業界の案件にコストをかけずに懇切丁寧にご対応いたします!

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