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バスケットボールの試合の中継業務にCAとして参加~ケーブルの這わせ方や巻き方の工夫について

皆さんこんにちは、撮れ高映像部スタッフの柳町です。

先日、バスケットボールの試合の中継業務をご依頼いただき、撮影現場にCA(カメラアシスタント)として参加しました。

外の中継とは違ったケーブルの這わせ方

中継車から会場の中までケーブルを引くのですが、アリーナ内にケーブルを這わすので、這わせ方も考えなければいけません。現場に着いたら、まずは機材などを下ろす前に現場確認を行い、カメラマンとカメラアシスタントでどのようなケーブルルートでケーブルを這わせていくのかを確認します。確認が終わり次第ケーブルセッティングをしていく流れになります。

中継車からは5束(5本のケーブルが束になっているマルチケーブルを略して5束と呼びます)になっている光ケーブルを使用するので、5束の光ケーブルのジョイント部分から出先に向かってケーブルを這わしていきます。

今回はデカカメ(大型の箱レンズが付いているカメラ)2台とハンディーカメラ2台という少ないカメラ台数でしたが、中継車から出先までの距離が長かったため、ケーブルのジョイントが多く、差し間違えが起きないように注意する必要がありました。デカカメのカメラ位置が会場のスタンド席だったので、ケーブルを下から上にあげなければいけません。ケーブルを上に上げる時にはロープなどを使って引き上げていきます。

引き上げた部分はケーブルをただ垂らしているだけでは、ケーブルにテンションがかかってしまうので、軽く巻いて手すりなどにくくりつけることでテンションがかかりにくくなり、ケーブルの断線を防ぐことができます。そのことを「ケーブルをころす」と言い、「ころしといて!」と言われたら紐やビニールテープで手すりなどにケーブルを巻き付けておきます。

下手ゴール裏のカメラを担当

本番中、私は下手ゴール裏のカメラにつきました。タイムアウトの時は選手がベンチに戻るので、ベンチまで移動して撮影をします。タイムアウトが終わるギリギリまでベンチにいる選手の表情を撮っているので、戻る時にはなるべく早くケーブルを巻かなくてはいけません。

試合中はカメラマンが撮ってる位置にいることができず、また、コート上で立っていることができないので、ゴール裏で待機している間に、スピーディーになおかつ次に動くときに絡まらずにケーブルが出せるように手八の字巻きで巻きます。

ケーブルの巻きの大きさが違うとケーブルがうまく出なくなってしまうので、ケーブルの巻きの大きさを揃えられるように、自分の手の幅で巻いていくなど、工夫すると幅を合わせることができます。カメラアシスタントはケーブルが巻けないと仕事にならないと言われますが、少しでもケーブルを早く綺麗に巻けるように、これからも空いてる時間などにケーブル巻きの練習をしていきたいと思いました。

弊社では、スポーツに関する生中継や撮影の他にも、ライブ・コンサートや各種イベントの撮影・収録、テレビ番組収録、ENGロケ、ネット配信など幅広く対応しております。まずは、お気軽に電話メールにてご連絡下さい。

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