皆さんこんにちは、撮れ高 映像部スタッフの柳町です。
先日、バラエティー番組のENGロケ業務をご依頼いただき、CA(カメラアシスタント)として参加しました。その時の現場での動きや様子について、ご紹介していきたいと思います。
使用機材やセッティングなど
撮影には業務用ビデオカメラ3台、GoPro5台、ドローンカメラ1台を使用しました。
そのほかに制作スタッフが、手持ちのハンディーカメラを使用して撮影を行いました。現場に到着後、カメラマンと一緒にロケハンを行い、GoProを仕込む場所を決めてカメラの準備を行いました。
まず、全カメラのTC(タイムコード)を合わせる作業を行います。メディアは制作サイドの用意だったため、現場でメディアをもらい、フォーマット(初期化)を行ったのち、15秒程度カラーバーと1KHzを収録します。
作業時の工夫について
カメラとメディアケースにバミリをつける作業も行うのですが、この作業はとても大切で、バミることで素材が混ざることなく、どのカメラで撮ったメディアなのか、見ればすぐにわかるようにできます。CAがメディアとバッテリー管理を行うので、自分が分かりやすいように、バミリを作るのも工夫の一つです。私はメディアだけでなく、カメラとバッテリーには、同じ色のビニールテープを張って色で区別できるようにしています。
今回のENGロケはドローンも飛ばしていたこともあり、見切れない場所(カメラに写ってはいけない場所)に移動しなければいけない都合で、カメラマンの近くにいることができません。カメラバッテリーの運用については、現場の動きを考えて、バッテリーチェンジのタイミングを注意して行いました。
GoProは合計5台あったため、5か所それぞれに設置しました。設置時に画角の確認をするため、外部モニターを使用します。カメラマンがGoProを動かして、CAがカメラマンにモニターを見せます。画角が決まったらずれないよう、養生テープなどで固定します。メディアやバッテリー交換の時に、誤って画角がズレてしまった場合は、あらかじめ外部モニターに映っている映像の写真を携帯などで撮っておき、その画像を確認しながら、画角を直すことができるようにしておきます。
本番中はGoProのバッテリー残量に注意
本番中は、見切れない位置に移動し、カットがかかった後、撮影映像をプレビューしている間に、CA全員で手分けして、GoProの収録素材とバッテリー残量のチェックを行いました。GoProのバッテリーは1時間程度しか持たず、リハーサル中に急にバッテリーの残量が減ってしまう事が起きたため、いつも以上に、バッテリーの残量を注意して確認するようにしていました。
「もしも」のことを考えて早めにバッテリーを変えようと、CAの先輩と話し合ってバッテリー交換を行っていたこともあり、トラブルなしで撮影を無事に終えることができました。「もしも」のことを考え指示を出してくださった先輩を見て、私も1つ1つの経験をしっかり吸収し対応できるようになりたいと思いました。
弊社では、テレビ番組のENGロケの他、ライブ・コンサートや各種イベントの撮影・収録、スポーツ生中継、ネット配信など幅広くは対応しております。まずは、お気軽に電話・メールにてご連絡下さい。
株式会社 撮れ高 (03-6274-8982)