制作日記

無観客ライブの特徴~無観客ならでは撮影環境や演出について

皆さんこんにちは!撮れ高スタッフの西村です。

緊急事態宣言が解除されてから少しずつ撮影現場が戻りつつありますが、自粛期間中、ライブコンサートは感染拡大防止のため、お客さんを入れずに行われました。

通常であれば、何万人も入る会場でライブコンサートの撮影現場に頻繁にいっていましたが、それが全くないので不思議な感覚です。

そんな中で最近ではライブコンサートを配信するアーティストも増えました。通常のライブコンサートの撮影現場とはまた違った特徴などありますのでご紹介いたします。

無観客だからこそ可能な撮影

基本的にライブコンサートの撮影はアーティストとお客さんの空間の中にお邪魔させてもらっているので、当然お客さんを優先で考えなければなりません。そのためカメラ席を設けたり、お客さんの極力邪魔にならないところに特機を組んだり、さまざまな配慮をした上で撮影しています。

しかし無観客の場合は気にすることがないのでステージが低い会場でも前っつらに特機を気にせずに入れたり、カメラ席を取る必要もないので、当日に急遽カメラポジションを変えても支障が出ないないため、その部分においては、自由に撮影出来、カメラマンや監督が撮りたいものをしっかり撮ることが出来ます。

AR技術の導入など演出に工夫

普段のライブでは音爆やキャノン砲などお客さんを楽しませる演出がたくさんありますが、それらは会場にいることで迫力が伝わってくるので、配信などの映像で観ていてもイマイチ盛り上がりに欠けるところがあります。

そこで先日参加したライブコンサートの撮影現場では、数曲だけではありますがARを演出に導入していました。ARでモニターを出してそこに過去のライブコンサートの映像が流れていたり、他にもさまざまなARによる演出あり、楽しませるために工夫が施されていました。

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まだお客さんを入れてライブコンサートを行うことは出来ませんが、配信というものを使用することで画面越しではありますが、リアルタイムで公演を楽しむことが出来るのでこのご時世にはとてもピッタリだと思います。

今後も情勢によっては、このような形のライブコンサートが増えていくと思いますが、会場にお客さんがいてもいなくても、良いものをお届けすることには変わりないので頑張っていきたいと思います。

弊社は、ライブコンサートやスポーツ大会などの画出し・収録・中継以外にも、ENGロケ、ネット配信、動画編集など、映像に関する業務について幅広く対応可能です。お気軽に電話・メールにてご連絡ください。

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