こんにちは 撮れ高 映像部スタッフの柳町です。
先日、バラエティ番組のENGロケのオンライン勉強会に参加しました。前半は、ロケに行く準備や注意点を教えていただき、後半は実際に放送された番組を観ながら、カメラの撮り方など説明して頂きました。
カメラ配置図や台本について
ENGのロケを行うにあたって、まず台本を元にカメラ配置図を作ります。
簡単にカメラ配置図を作ってみました。このように演者さんの立ち位置、カメラ位置などを資料にします。カメラ配置図を作ることで、どのカメラで誰を撮るのか、また最近では、カメラマン1人と制作さんで撮影することもあるため、事前にカメラ配置図を作っておくことで、誰が誰を撮るか振り分けをして、撮り方などの打ち合わせをすることが出来ます。ただ、カメラ配置図や台本を作っていても、その通りには行かないこともあるので、あくまで参考書類として作ります。
また、台本やカメラ配置図などの資料は、当日に変わることもあります。海外ロケの場合は、資料の変更を行ったものの、資料の印刷ができなかったり、天候が悪いと紙がぐしゃぐしゃになってしまい、資料内容が分からなくなってしまうため、スマホやタブレットにも資料を入れておくと便利と教えていただきました。今までは、修正箇所をすぐ書き換えることが出来る、印刷した資料だけを現場に持っていってましたが、天候が悪い日など万が一の事を考え、今後はケータイにも資料を入れていくことにしました。
撮影スケジュールや海外ロケの機材選定について
撮影スケジュールがしっかり決まっていないと、良い作品が作れなかったり、時間の都合でインサート撮影が撮れなくなってしまったり、演者さんを待たせてしまうことがあるので、撮影スケジュールは、制作さんと話し合い決めなければ行けません。特に海外に行く時は、念入りにスケジュールを組むことが大切です。
海外ロケに行く場合、機材選定がとても重要になります。海外ロケは機材量が多くなると負担になるため、なるべくコンパクトにまとめて行けるように機材を選びます。また、海外ロケには持っていく機材の申請書も出さなければ行けないため、時間に余裕を持って準備をしておくことが大切になります。
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撮影を円滑に進めるための考え方・工夫について
ロケーションハンティング(ロケハン)を行う時には、事前にカメラを仕込む場所に実際に仕込んで、時間があれば、次の日の天候を確認し、同じような天候なら、事前にお店の外観やインサートを取っておくと、時間を有効的に使えます。
撮影中は、頭の中で「どのような映像を撮るのか」考えながら撮影を行う必要あります。また、カメラマンは、カメラを右肩に担いだ時に、右側の視野が狭くなってしまい、右側にいるカメラマンの動きが見えにくくなってしまうため、右側にカメラマンが居る場合は、カメラマン同士の信頼関係が必要になるなど、とても勉強になりました。
今回は、実際に放送された番組を観ながら説明して頂きました。場面によって使うカメラが違う(例えば、水上では軽い防水用の手持ちカメラで撮っていたりなど)など、どのように撮影しているのか、疑問に思っていた部分の撮影方法も理解でき、テレビを普段観ている時とは違った視点から観ることができました。
また、カメラマン同士でコミュニケーション取ったり、打ち合わせをしっかりすることで、撮ってる映像が被ることがなく撮影できるのだということも知りました。私がバラエティのロケ撮影でアシスタントとして行くことになった際は、先輩スタッフのやり取りを見て、しっかり吸収して行きたいと思います。
弊社は、バラエティ番組のENGロケの他、スポーツやライブコンサートなどの各種イベントの中継・映像出し、ネット生配信(ネットLAN回線なしでも対応)、リモート撮影、映像編集など幅広く対応しております。まずはお気軽に電話・メールにてご連絡下さい。
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