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衛星放送のサッカー番組の中継現場にCAとして参加~試合中は中継用アンテナの保守を担当

皆さんこんにちは!撮れ高 映像部スタッフの西村です。

先日、プロのサッカーの試合の中継業務をご依頼いただき、中継現場にCA(テレビカメラアシスタント)として参加しましたので、業務内容をご紹介します。

今回のサッカーの試合は、日本のプロチーム同士の試合ではなく、海外チームとの試合でした。今回の現場は未経験の作業もあり、とても勉強になりました。

中継現場のカメラセッティングなど

現場は、中継車を使用して衛星放送で放送するための中継業務でした。カメラは10台ほどあり、ほとんどが長玉で、1台だけハンディの放送用カメラがありました。ハンディカメラは選手のロッカールームやバス降りの撮影を、本番中は入場と三脚ドリーでゴール裏から撮影をしていました。長玉はオフサイドを判別する時の映像を撮る2台と、ルーズの映像を撮る1台、残りはスタンドやフィールドレベルでの寄りを撮っていました。

サッカーの撮影は、テレビで観ている皆さまに映像をお届けするのと同時に、オフサイドを判断する映像やVAR(ビデオアシスタントレフリー)の際に使われる映像も撮影しているので、カメラマンがしっかり映像をおさえられていないと試合にならないため、そのこともしっかり考えて撮る必要があります。特にこの日は雨が降っており、レンズ前に水滴が付くので、拭くタイミングも考える必要があり、気が抜けません。

本番中は中継用アンテナの保守を担当

今回の現場では、いつも通り長玉を組んだり、ケーブルを引いたりしたのですが、本番はカメラにつかずに中継班が設置したアンテナを見守っていました。このアンテナは、中継先で撮った映像などを放送される局へ送るためのアンテナで、サッカーの現場ではスタンド最上段の柵に固定して置かれることが多いのですが、この日は雨風が強かったので、固定していても柵ごと風で揺れていたので、揺れを抑えたりする要員で見守っていました。

東京ドームなどと違いサッカー場は吹き抜けになっているので、最上段だとものすごい風が吹き、立っているのがやっとの状態でした。今回くらいの風であれば、風の影響で放送が途切れることはないと思いますが、アンテナ部分の部品が飛んでいって、電波が送れなくなり途切れることは充分あり得るので、ヒヤヒヤしながら保守作業をしていました。

放送時間の3時間程は、意外にも非常に重要な役割でしたが、特に何事もなく試合終了後は無事終わったとホッとしたのを覚えています。今回の現場は、中継が途切れたら私のせいになる・・・という緊張感の中、どのようにしたら揺れが抑えられるかなど、自分で考えて出来たと思います。撮影のサポートだけでなく、このような貴重な経験もたまにはしておいた方が良いと思う現場でした。

弊社では、スポーツ中継の他、ライブコンサートや各種イベントでの画出し・中継・収録や、ENGロケ、ネット生配信(ネットLAN回線なしでも対応)、動画制作・編集など幅広く対応でき、海外案件も得意としております。まずはお気軽に電話・メールにてご連絡ください。

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