映像技術解説

コンサート会場のモニター表示『画出し』について

こんにちは。株式会社 撮れ高スタッフです。

本日は、当社の強みである観客用の画出し(大規模コンサートでの大型モニターへの映像出し)業務についてお話ししたいと思います。当社が担当したコンサート案件での写真を使いながら、分かりやすく説明します。

オーディエンス用の大型モニターに映像を出す『画出し(えだし)』

画像では少し分かりにくいですが、写真に写っているステージ上の大型モニターに、ステージ上での様子を投影する業務のことを、映像業界では画出し(えだし)モニター出し映像出しと呼ぶことが多いです。大きな競技場でのスポーツイベントでも、オーディエンス用の大型モニターに映像が映し出されていると思います。

大きな競技場でのスポーツイベントでも、オーディエンス用の大型モニターに映像が映し出されていると思います。

クライアントによりますが、大きな会場などで、ミュージシャン・アーチストののコンサートやイベントを開催する場合、後方の席のお客様向けに、後ろの席でもアーティストの表情や曲の世界観が楽しめるよう、1980年代頃から登場した演出方法の一つで、最近ではモニターの薄型化や軽量化が進み、『高画質なのに低予算』での運用が実現しました。

複数台のカメラで絵コンテや指示の元にスイッチングで制作

『画出し』業務は、演歌やオーケストラ、ジャズ、ロックバンド、J-POP,K-POP、洋楽など、数多くのジャンルのアーチストのステージに花を添える大切な役割があり、当社が特に力を入れている業務です。

実際の現場では、各ミュージシャンのソロパートや動きに合わせて、映像を的確に切り替えていきます。予算にもよりますが、通常は3台以上のカメラを配置し、現場の生演奏を、テレビカメラマンのスキルや経験を最大に活かしつつ、複数台のカメラで絵コンテや指示の元に、スイッチングで制作していきます。

有名アーティストになると、高価なカメラを使用しハイクオリティな映像をすることもあります。ステージ上のバンドメンバーの中に入りこみ表情や楽器を狙ったり、キメと呼ばれる音楽の盛り上がりに合わせてし、おおよそ2時間30分の単独コンサートの中で、さまざまな角度からいろんなカットを撮ります。

場合によって、予算の関係や、画質にこだわりのない演出現場であれば、安価なデジカム(デジタルカムコーダ~カメラ部分と記録部分が一体となったビデオカメラ)を使用してすることもあります。安価なデジタルカメラといえど、最近の機材は高クオリティです!

CM・VPの制作やイベント転換用VTR・CG制作など幅広く対応しています

弊社はコンサートでの業務だけでなく、企業様のセミナー・イベントや、CMなどVP(ビデオパッケージ)案件など幅広く対応しており、最近では有名アーティストの全国ツアーに、テレビカメラマンとカメラアシスタント、さらに映像全ての中核を担う、テクニカルプロデューサーの派遣などもおこなっております。

また、複数組のアーティストなどが出演するイベントでの転換(セットの入れ替えなど)中に、客席を盛り上げるためのVTRやCGの制作も承っており、開演前のオープニング映像や、モーショングラフィックスの制作も得意としております。

ロゴやテキストやグラフィックを使用したアニメーション化により、かなり充実した映像効果が見込めますので、番組タイトルや動画の冒頭での演出( 分かりやすい例えで言うと、ハリウッド映画などの本編前に流れる、配給会社の豪華な社名アニメーションの映像動画のようなイメージです )にも向いています。

さらに、実写コンポジットやエフェクト制作により、実際に撮影した映像にCGを合成し、その場には存在しないCGを、エフェクトによってまるで実在してその場に共存しているかのように映像編集することができ、特撮ヒーローなどの中での爆発シーンの合成や、ゴジラのような巨大化したものと小さな町並みや人々を組み込むことも可能です。

このように、当社では様々な映像手法やノウハウをフル活用し、クライアントにご満足いただける作品を制作いたします。カメラの台数やその他機材、ご予算に応じてお見積りいたしますので、お気軽に電話メールにてご連絡下さい。

株式会社 撮れ高 (03-6274-8982)

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