制作日記

新規導入機材紹介~ローランドのスイッチャー『V-1SDI』

みなさんこんにちは。撮れ高 映像部スタッフ野尻です。

弊社では、先日ローランドのスイッチャー『V-1SDI』を購入しましたので、ご紹介いたします。

V-1SDIの機能・特徴について

V1SDIは、SDI/HDMIに対応したHDビデオスイッチャーです。4入力ありSDI入力が2系統、HDMIが1系統、そして、もう1系統はHDMIとSDIの入力を兼務していて、どちらかを選んで入力することができます。

また、HDMI入力が装備されているので、PCを直接入力することができます。カメラとPCを混在させたスイッチングが容易にできます。

さらに、DSK(ダウンストリームキーヤー)やPinPなどの合成エフェクト機能もついているので、パワーポイントなどで作成したテロップを載せたりすることが可能です。パワーポイントで作成するテロップは、背景をグリーンにする必要があります。グリーンバックにすることで、色をぬいて被写体の上に必要なテロップだけを載せることができます。

よく、演者さんがグリーンの前で演技したりするのを見かけませんか?ドラマ、映画、PVなどのメイキングで見る、あの光景と同じ要領ですね。そうしないと、ただの白画面にテロップが出ている状態になってしまいます。

出力は、プログラムアウト(SDI)、プレビュー(SDI)、マルチビュー(HDMI)が装備されていて、プレビューとマルチビュー出力は、プログラムかマルチビューを任意で設定することができます。また、音声もSDIからのエンベデットとHDMIからの音声とアナログの音声入力があり、それらをミキシングして使うこともできます。

PCを使用して本体のコントロールができます

PCに専用の「V-1SDI RCS」というソフトをインストールし、そのPCとUSB接続することで外部制御することが可能です。Windows と Mac両方に対応しているのでどちらでも使用可能ですが、今回はMacを使用しました。

このソフトを使うと、本体側でメニュー画面を出さずにPCの画面上で簡単に本体の設定をコントロールすることができるのでとても便利に感じました。見た目はとてもコンパクトながら、多くの機能を備えています。

ネットの生配信業務で実際に使用しました

先日、実際にネット配信業務で使用し、セミナーの様子を生配信しました。カメラ1台とPCを入力し、カメラの画像上にテロップを載せたり、カメラとパワーポイントのスイッチングを行いました。本体がコンパクトでスペースを取らないので、容易にセッティングできて、見た目もスッキリしていました。これから使う機会を増やして、使いこなせるようにしていきたいです。

 

弊社では、近年多くお問い合わせを頂いているネット生配信に力を入れており、インターネットのLAN回線がなくとも全世界生配信できるノウハウと実績を持っております。

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