こんにちは、撮れ高スタッフの宮坂です!今回は”ゲネプロ”について紹介します!
ゲネプロとは?
ゲネプロはもともと舞台や演劇で使われる用語で、リハーサルのようなものです。GPと略されることもありますが、ゼネラルプロデューサーもGPと略されます。今後テレビの世界で働こうと思ってる人は、文脈や会話の流れで、その略語が何を指しているのか的確に理解することが求められます!
特効など危険が伴うものは入念にチェック
ゲネプロでは特効(CO2や炎、ポップアップ/ダウン)など危険を伴う演出のみ、先にシュミレートや本人で練習します。「CO2」は曲のタイミングや、本人の位置などのチェックをします。炎に比べて危険は少ないかもしれませんが、ステージ前にいても寒く感じます。また炎はお客さんがいなければ、遠くに居ても熱を感じます。ステージ前もかなり暑いので、アーティストさんはその中でパフォーマンスしていると思うと圧巻ですね!
「ポップアップ」は動く台に乗り、ステージに出たり、ハケたりする…ライブに行ったことのある人ならわかると思いますが、アレです!腕だけでも台の範囲から出た状態でポップアップすればステージとの間に挟まってしまったり、降りる時はぶつかったりと、危険が伴うので入念なチェック、リハーサルが行われます。
本番と同じ流れでリハーサルを行い、カメラ数や位置、導線など確認
その後休憩をとって、本番と全く同じ流れでリハーサルをします。転換や、着替えなどにかかる時間を計測したり、幕間のVTRの尺に早替えが間に合うかなど、常に時間を測りながら進みます。
アイドルならレッスンなどで、フォーメーションの分かる動画をし、それを元にゲネプロで必要なカメラ対数を決めます。ゲネプロでは「ピアノの手元が見えないけど、本番では◯カメがある」や「ドラムの手元に寄れるカメラがない」などと会話が行われ、パッケージになった際のいわゆる「味付けカット」の想定もして、本番でのカメラの数、位置を決めていきます。
ゲネプロでは大掛かりなセットだけを組み、トロッコはなく、本人が歩いたり、ダミーの人が歩いたりして、機構のチェックをしたり、本番導線を確かめます。リハーサルだけでなく、ゲネプロでの映像を元に本番のカメラマンなどがアーティストの動きを確認して、次の動きを想定した画作りをしたりしているので、とても大事な工程です。
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