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スキーの大会の中継業務にカメラアシスタント(CA)として参加~雪山での作業について

こんにちは!撮れ高部スタッフの平良です!

今年は都心でも雪が降り積もり、氷点下に達する日も多く厳しい寒さが続いていますが、先日私はクロスカントリースキーというウィンタースポーツの大会の中継業務にCAとして参加しました!現場は長野県で1週間宿泊での業務だったんですが、クライアントの技術会社から「要防寒で!」と念押しされていたので、出張前の休みの日を使ってダウンやスノーブーツ、ヒートテックなどたくさん購入しました!

今回の1週間のスケジュールとしては、1日目・2日目・3日目の午前中までをケーブル張り作業、3日目午後に中継車が現場到着次第ケーブルのレベルチェック、4日目にカメラチェック〜リハーサル、5日目・6日目に本番〜バラシ作業、7日目に完全撤収という流れで、適宜直し作業・変更作業もやりつつ業務を行いました。普段よく行くコンサート会場などでの中継業務とは違い、セッティング日の天候条件や慣れない現場での作業を加味した上での、余裕を持った時間設定で作業を進行していきました。私自身、雪の中で業務を行うことは初めての経験で、普段は行わない作業があったので、今回はそれをご紹介したいと思います!

現場に到着し、ケーブルのナンバリング(ケーブルにカメラ番号などをバミる)作業を終えてから運ぶ際、まずソリを出して雪上を移動させていきました。これは雪が降り積もる地域ならではのやり方ですね(笑) その際、ケーブルの他に大量の竹竿も一緒に運搬しました。これは降り積もる雪にケーブルが埋もれてしまわないように、また凍結してしまわないように、竹竿を組み合わせて高さを作り吊っていくためです!1つのカメラポジションまでケーブルをひくために何十と竹竿を使用したので、撤収の際は竹竿地獄でした(笑)

ケーブルセッティングを終えて、カメラをポジションまで運ぶ際は、カメラに防寒具を被せて運んでいきました。これは夏場に日差しが照っているときに、カメラに葦簀を被せて熱からガードすることの逆バージョンで、カメラが冷え切ってしまって、動作異常や故障を起こさないように寒さからガードするためです!

また、リハーサルや本番を終えてカメラを回収する際は、フリクションも一緒に回収しました。これはボールヘッドが凍結してしまってパンティルト操作が出来なくなることを防ぐためでした。

慣れない足場での作業で毎日歩き疲れが凄く、どんな作業をするにも中々体力が必要でしたがそれもいい経験でした。天候に左右される現場では、柔軟に対応できなければ効率良く仕事が出来ないので、物事を見極める観察力を養わなければいけないと感じました!

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