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医療ドラマの撮影現場にCAとして参加~演出補(AD)の仕事をご紹介

こんにちは、撮れ高スタッフの宮坂です。

今クールのドラマ「コウノドリ2」にCA(カメラアシスタント)として参加させていただいたので、ドラマ現場についてご紹介します。今回は、演出補(AD)の仕事に触れてみたいと思います。

ドラマの現場での演出補(AD)の仕事について

ドラマ現場での演出補(AD)は、主に現場周りの事や番組の演出の補佐をしています。会社によって仕事や流れは違いますが、今回のドラマはADさんは沢山いました。「こんなにいるのか!」と思ってしまうほどの人数でした。

演出部は朝、割本(当日に撮るカットを台本から抜粋してある本・一日の流れが書いてある本)を作成したり、カメラを据えた時に役者のスタンドイン(役者の立ち位置に仮で人を立たせたる)をしたり、一度カメリハも兼ねてお芝居をしたりします。画に見切れる物をどかしたり、画に足りないものがあれば、美術部や装飾部さんと一緒に画に物を追加したりもします。 今回は医療を題材にしている作品なので、血糊を使う演出もありました。

映像業界は当然ながら、各セクションごとに仕事が違うので、なかなか休めなかったりしますが、人数が多ければローテーションで休めたり、午前と午後で人を分けたりできるので、羨ましいと思うこともあります。

ドラマの現場ではADがドリーや特機のオペレートをします

ADのチーフの人はドリー(移動効果)の作業もやります。今回のドラマは特機部が付いていなく、撮影助手(CA)はカメラ周りの事をしなくてはならないので、移動車は演出補のチーフが行いました。ドラマの現場では、移動車をオペレートするのは ほとんどがADさんが行うそうです。以前、特撮の現場に参加させていただいた時も特機部は居なかったので、演出補のチーフがオペレートしていました。先ほどの移動車や移動車に使うレールを運んだりもしてくれます。期間中は、三脚なども持ってくれるなどサポートしていただき、凄く助かりました。

どの現場も時間に追われることの多い映像業界

どの現場の、どのセクションも、ドラマも、ライブも…この業界は時間に追われることが多く、現場では罵声が飛び交います(怖)。今回の現場でも罵声やチーフの説教がありました。それでも演出部は面白い方が多く、現場が和んだりしてました。

今回の現場はバラエティ番組に近いような現場だったので、演出部がカチンコをしたりすることはありませんでしたが、やはりADさんは大変だなと感じました。おそらく私が演出部に行ったら寝れないと思います…仕事が終わらないと思いました。仕事の量も多いのにこなしてるADさんはかっこいいです。そして感謝です。

今回紹介させていただいた業務は、まだまだごく一部です。興味があれば調べたりすると、どんどん面白くなると思います!

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