制作実績

釣りロケの撮影業務にCAとして参加@北海道根室市〜初めての船上撮影で学んだ事

みなさんこんにちは!撮れ高映像部の若月です。

先日、テレビ番組のロケ撮影収録業務をご依頼いただき、CA(カメラアシスタント)として参加させていただきました。今回はなんと、釣りのシーンを撮影するということで、漁船に乗ったことのない私は、お話を聞いたときから、船酔いしないかなと緊張でドキドキでした。そして、ロケの撮影場所は北海道の根室市でした。北海道も初めての体験です。

東京羽田空港から釧路空港へ、釧路空港から根室の漁港までは、車で約3時間とかなりの長旅でした。カメラマンさんは先に現場に到着していたため、機材の空になったケースと使用しない機材を、漁港で待機する車に積み込み準備完了です。

1日目は船上撮影~防雨・防寒対策とバランス感覚を学習

1日目の撮影は、2名の演者さんを乗せて漁船は沖に向けて出港しました。港にいるときは太陽も出ていて暑く感じましたが、どんどん進み陸地が見えなくなる頃には、風もあるためかなり寒くなりました。半袖Tシャツの上に薄手の上着を着ていましたが、それでも対応できないくらいの寒さなので、夏でもしっかりめの上着が必要だと学びました。

船の上ではカメラバッテリーの管理を行いました。今回使用したカメラは「SONY PXW-Z750」です。海の上で雨予報もあったため、カメラにはカッパを着せていました。カメラ自体重さがあるのですが、カメラマンさんはずっと担ぎのまま、揺れる船の上でも安定したバランスをとり続けることが出来ていて、とても感動しました。後から教えていただいたのですが、スタンスをしっかり取ることが大切とのことでした。

狙いの魚を釣り上げ1日目のロケが終了~漁港の下見と翌日の機材準備

ここまで魚を釣り上げることは出来ていたのですが、今回狙いの魚ではないものばかりでした。ロケ時間もあとわずかとなったところで、1本の竿にヒットがあり、ここで釣れてくれと全員が願いました。このまま釣れなかった場合は、翌日の朝4時からスタンバイすることになっていたからです。そんな全員の思いが届いたのか、ここで釣り上げることができました。この日の撮影はこれで終了となりました。

船は漁港にもどり、使用した機材を船から下ろして翌日の準備と片付けを行いました。翌日は、この日に釣れた魚を調理して実食するところの撮影になります。場所は同じ漁港なので下見も行いました。使用した機材のバッテリーや電池、メディアの入れ替え、演者さんが変わるため、翌日用の機材の準備も先に終わらせてロケ1日目が終了しました。

今回初めての釣りロケでしたが、船での撮影でブレないスタンスのとり方や機材の雨対策、自分の体調管理も大事なことだとわかりました。

2日目は調理シーンとインサートの撮影~進行と同時に不要機材を片付け

釣りの翌日、釣れた大きな魚を調理して食べる撮影を漁港で行いました。なんと魚は1m70cmほどあり、調理するためのまな板や鍋なども全てが大きくサイズが規格外でした。そのため、目線の高さからでは画角に収まりきらないこともあり、三脚の高さを上げてカメラマンさんには台や椅子などに乗ってもらい撮影することが多かったです。三脚の上げ下げや、移動のサポートも大事な仕事です。

調理の後は、食べるシーンの撮影です。出来上がった煮物と揚げ物の熱々さがわかるように、なおかつリアクションも逃さず撮影しているカメラマンさんはとてもかっこよかったです。CAとしては、動線にある移動の邪魔になるものをあらかじめ避けておいたり、画角に入るケーブルや足元を這っているケーブル類を整理しておくことで、撮影が始まってからの進行を止めたりすることのないようにします。

演者さんが関わる撮影が終了したら、今回調理した料理のインサート撮影を行いました。屋外での撮影のため、照明の位置が難しかったですが、カメラマンさんの手にかかるとよだれが出てくるほど美味しそうな映像が撮れていました。

基本ディレクターさんとカメラマンさんでインサート撮影は進んでいきます。そのため、使用しない機材を撮影の裏でどんどん片付けていき、同時進行で作業を終わらせていきました。やらなければいけない事は沢山ありますが、撮影自体はどんどん進んでいってしまうため、もっと周りをよく見て、自ら気付き動けるようになりたいと思いました。

弊社では、テレビ番組などの撮影・収録以外にも、ライブ・コンサート収録、スポーツ生中継、企業向けのネット配信、ENGロケ、MV制作など、映像に関する業務について幅広く対応可能です。お気軽に電話メールにてご連絡ください。お待ちしております!

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