制作日記

韓国出身カメラマンが思う日本と韓国の違い~撮影スタイルや役割・技術について

こんにちは、撮れ高の劉 根豪(ユ グノ)です。 

私は韓国出身のカメラマンで、日本で1年間のカメラマン経験があります。現在までの韓国と日本での経験から、撮影スタイルや役割・技術などの違いについて、ご紹介したいと思います。

1. 撮影スタイル

韓国のカメラマンは、生き生きとした映像とダイナミックなスタイルを重視する傾向があります。ドラマやバラエティ番組では、画面の切り替えやカメラの動きを素早く行い、視聴者に緊張感を伝えたり、シーンの切り替えをスムーズに行います。また、シーンごとに視点を変えて、感情や状況を強調するなど、効果的な映像構成を追求します。

一方、日本のカメラマンは、比較的静かで穏やかなスタイルを好みます。カメラの動きは限られており、シーンの切り替えは、より滑らかで徐々に行われる傾向があります。日本のドラマやバラエティ番組では、静止したカメラアングルを主に使用し、現実的で穏やかな雰囲気を演出します。

2. 役割と技術

韓国のカメラマンは、多様な機材と技術を駆使して撮影を行います。カメラの移動やクレーン、ステディカム、ワンツーマルチカメラなど、さまざまな撮影技術を使用し、多角度からシーンを撮影したり、人物のフォーカスや画面の動きを調整します。また、複数のカメラシステムを使用して複数の角度から同時に撮影することもあります。

一方、日本のカメラマンは、主に単一のカメラを使用して撮影する傾向があります。カメラの移動は少なく、シンプルなカメラの動きを使用し、自然で静かな撮影スタイルを維持します。また、必要に応じて同じアングルから複数回撮影し、さまざまなシーンを捉える方法も使用されます。

これらの違いは、各国の放送文化や制作スタイル、撮影スタイルに起因するものであり、番組の性格や目的によって、さまざまに変化する場合があります。

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