こんにちは。撮れ高技術部の宮地です。
早いもので私もカメラアシスタントになってから4ヶ月が経ちました。様々な現場に入らせてもらう中で、やはりカメラアシスタントのメインの仕事はケーブル捌きかなと思います。テレビ収録やライブ現場、スポーツ中継でもカメラや収録の仕方は違えど、ケーブルを捌いてカメラマンが円滑に撮影できるようにフォローするというのはかわりません。
先日ライブイベントの現場にて撮影業務をご依頼いただき、CA(カメラアシスタント)として、でレールのケーブル捌きをやらせてもらいました。まだまだ半人前ですが、この現場では、カメラのセッティングからケーブルを捌くところまで、担当のカメラについて行わせてもらいました。その時に思ったことをつらつらと書いていこうと思います。
ケーブル捌きはバスケットボールのふんふんディフェンス!?
「ケーブル捌きはバスケットボール」の意味ですが、しょうか。バスケ経験者のカメラアシスタントの方は、少し分かって頂けるかもしれません。
当日担当しましたカメラは、ドリーがレールタイプのものでした。観客の中を通っているように撮影できたり、横の移動がスムーズなだけで、普通のドリーとは一味も二味も違う映像を演出することができます。レール上を移動するため、ケーブルがレールにあろうものなら、引っかかって転倒の恐れすらあります。そこでカメラアシスタントの出番です。
レールの性質上長さの制限がありますので、カメラマンはサビ前に合わせたり、曲調によってレールを往復する周期はランダムです。そこで大事になってくるのが、カメラマンの目線と足元を見ることです。カメラマンの目線から、次はどこを狙いたいのかを考えます。考えた結果自分の位置がカットに見切れるようならポジションを変更したりします。また歩く足の緩急で、ここで切り返すんだな、と予測してカメラマンと自分との距離を一定にします。
この動きが、バスケットボール似ているんです。バスケットボールのディフェンスは相手の目線とボールを見て行います。またゴールの位置によってポジションを変えたりと、バスケに似ているなぁとケーブルを捌きながら思った次第です。私も学生時代はポイントガードとしてバスケをしていましたので、その甲斐あってか無事ライブ中はミスをすることなくケーブルを捌くことができました。
少し話はそれましたが、カメラマンと息を合わせるために、カメラマンの目線を見ることや被写体の動きからどんなカメラワークをするのかを考えることはカメラアシスタントの大事な仕事です。ただケーブルを捌くのではなく、どんな画を撮りたいのかまで考えられたら、もっと成長できると感じました。
ライブ現場にて感じたこと
今まで様々な現場に行かせてもらって、カメラアシスタントはカメラマンの指示をうけて、それ通りに動く、謂わば雑用だと思っていましたが、実際に様々な現場の経験をしてきて、今回はカメラマンの撮影をお手伝いする為に、自分がなにをしたらいいのか考え、ケーブルの動線を変えてみたりと、できることをやってみました。その結果本番終了のあと、「またよろしくね」と言っていただき、少し嬉しくなりました。まだまだ未熟者ですが、これからも勉強して精進していこうと思います。
弊社は、ライブ・コンサートやスポーツ、その他各種イベントの撮影・収録・中継の他、テレビ番組などのロケ撮影や、リモート収録、ネット生配信、PV制作など、幅広く対応しております。お気軽に電話・メールにてご連絡下さい。
株式会社 撮れ高(03-6274-8982)