皆さんこんにちは、撮れ高 映像部スタッフの三橋です。
先日、バラエティー番組の収録業務をご発注いただき、CA(カメラアシスタント)として参加しました。
普段私も見ているバラエティー番組の撮影で、毎回どのような収録方法なのか気になりながら見ていたので、とても楽しく現場に参加することができました。今回はこの現場の業務内容をご紹介します。
カメラのタイムコードの設定
今回はベースを組む人とカメラの設定を行う人で別れて作業を行いました。私はカメラの設定を行う方で作業を行っていたのですが、まず初めに制作さん出しのカメラと、技術が持ち込んだカメラのナンバリングを行い、設定カード(SDカード内に決めた設定を保存しておく事ができる)をカメラに読み込ませて設定を合わせていきます。その作業を同時進行で行います。設定カードを使用することで、1つ1つのカメラに手入力で設定を合わせる手間が省けるのでとても便利です。
そして、全部のカメラのTC(タイムコード)を合わせるのですが、今回は時報で合わせていきました。台数が多い時にはリモコンを使用して全てのTCを合わせるのですが、ここで注意が必要で、TCを合わせ終わったらカメラ側の設定からリコモンを「切」に設定し直さなければなりません。もし、何かのはずみでリモコンのボタンが押されてしまった時に、カメラの設定が動いてしまったり、RECが停止してしまったりすることがあるため、滅多に起きることではなくても、必ずリモコンを使用した後には、カメラ側の設定は「切」にすることを習慣付けるようにしています。
メディアの管理について
今回の撮影では、企画が3本あり、企画ごとにメディアの交換が行われました。また、企画によってはカメラのナンバリング通りのカメラ位置ではなかったりしたので、メディアに貼ってあるバミリの交換が発生しました。例えば、「カメラのナンバリングはAカメだけど、この企画ではBカメとして撮っている」という場面があり、その把握をしっかり行わなければなりませんでした。そしてカメラ数が最大で9台、A〜Dカメの4分割画面を収録している収録機のメディア1台、合計で10個のメディアをカメラアシスタントが管理し、ナンバリングが間違ってないかチェックを行いました。
カメラ位置を理解していなければならないので、カメラマンに始まる前にしっかりと確認し、少しでも分からないことがあれば確認するようにして、絶対に間違えないように、制作さんに渡す前に、もう一度カメラマンと一緒に全部のメディアがあるか慎重に確認を行いました。
今回は新たな作業内容を学ぶことが多かった現場でした。また次回も撮影に参加する機会があるので、学んだことを活かして、次回の撮影に臨めればと思います。
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